相談電話

相談電話

半年前の自分と今の自分で大きく変わった事があります。
それは、駆け込み寺に架かってきた相談の電話を自ら積極的に取るようになったという事です。

最近は少しの時間でも、時間が出来れば駆け込み寺に行き相談の電話を取るようにしています。(今日もグリーンバード参加するまでの1時間だけと思って行ったつもりが、結局2時間以上も駆け込み寺で電話を取っていました。)

駆け込み寺のいい所は、相談者と相談員の立場が対等であると常に考えている事。
前もって答えを準備しているのではなく、一人一人の話をまるで家族や友人からの相談を受けるように一生懸命に聴き、一方的に解決方法を伝えるのではなく、一緒になって解決の道を見つける事が出来ている所です。(もちろん、自分だけでは解決できないような専門的な知識が必要な事は、そのような知識をもった相談員の力もお借りしています。)

始めは元気が無かった人、涙声で相談をしてきた人の声が次第に明るく元気になり、最後には笑顔が目に浮かぶような明るい声にまで変わった時、僕も同じように元気になれています。

僕は、人の長所を見つけるのが得意なのかも知れません、お世辞や心にもない褒め言葉は絶対に言いませんが、話をしている内に、必ずといってもいい位に相手のいいなと思う所、素敵だなと思う所、凄いなと思う所が見えてきます。

そのような時には、その気持ちをそのまま相手に伝えます。上手な言い回しは出来ませんが、自分が感じた事を一生懸命相手に伝えようとします。するとその言葉で元気になってくれる人も沢山います。

思った事を口に出すので、それは違うと言われる事もありますし、こちらが、励ましているはずが、いつの間にか励まされていたり、どちらが相談者で、どちらが相談員であるかわからなくなってしまう時も多々あります。それでも、僕は、お互いが共有しているその時間がお互いにとって大切な時間であるのだと思います。

多くの方がよく言われる言葉があります。「こんな電話をしてゴメンなさい。」
そのような時には、「あなたのような方からのお話をお聞きする為にこの場所はあります。」とお伝えしています。(これは言葉には出しませんが「そしてその為に僕はここにいます。」)僕は、心からそう思っています。