大切なものだからちゃんと手放す/加藤望4回目のワンマンライブ
今日は南青山MANDALAで行われた
加藤望さん(のんきち)四回目のワンマンライブに行って来ました。
のんきちらしい、お客さんの事を思った、とても温かく、とても楽しい、とても素敵なライブでした。
これが最後という訳ではありませんが、以前の日記でも書いたように、今日のライブを自分の中での一つの区切りにしようと思います。
今日のライブに来て、何故ここで、ライブを観に行く事に対して区切りをつけたいという気持ちになったのか、自分でもわかったような気がします。
大切ものほどちゃんと手放す。
それが僕の中での大切な事になっているようです。
20年間勤めた会社
テニスやボクシング
3年間ほとんど毎回休まず参加していたグリーンバードの活動
3年間毎日続けていた朝の掃除
その他にも、自分がとても大切だと思っていたもの
それが自分にとって大切だと思うものであればあるほど、ある時点で僕はそのものから、いちど離れる事が必要であると思っているようです。
だけど、それが嫌になったり、嫌いになって離れるものではないので、必要な時にはまた出会い、それらは今でも僕にとって大切なものであり続けてくれています。
のんきちと初めて出会ったのは、5年前、歌舞伎町にあるルイードK4というライブハウスでした。その日、僕は他の知り合いのライブを見に行っていました。
そこでたまたま観たのんきちのステージ、当時は伴奏してくれる人もなく、オリジナル曲も1曲しかなく、応援してくれるファンもほとんどなく、一人でマイクを持ちオケをバックに歌っていました。
そこで聴いた歌が心に伝わり、とても良かったので、ステージが終わった後に、「とてもよかったです」と伝え、マイミクになり、それから、彼女のライブに行くようになり、沢山のアーティストさんとも知り合いになり、色々な人のライブにも行くようになりました。
それが積み重なり、音楽にはほとんど興味がなかった僕が、この5年間で、200回ものライブに行くようになっていました。
今日のライブを観ながら、その日の事を思い出しました。
僕がはじめてのんきちの歌を聴いたとき、僕はのんきちの歌がとても素敵な歌、聴く人の心を温かくしてくれる歌だと思い『のんきちの歌を沢山の人に聴いてもらいたい』心からそう思いました。
あれから5年、僕が何かをした訳ではありませんが、のんきちは沢山の人から応援され、沢山のオリジナル曲をつくり、自ら弾くキーボードで路上ライブまで出来るようになり、今日も南青山MANDALAという大きくて素敵なライブハウスを満席にするまでの、誰もが認める素敵なアーティストさんになっていました。
のんきちと同様、僕がその歌を沢山の人たちに聴いて欲しいと思う歌を歌っていたアーティストさん達も、気が付けば既に沢山の人が応援をしてくれるアーティストさんになっていました。
今日のライブは、5年前に僕が願っていた一つの願い『のんきちの歌を沢山の人に聴いてもらいたい』その夢が叶った事が実感出来るライブでもありました。
今日のライブでは、のんきちの初めてのオリジナル曲「かわらないもの」、そして、「小さな幸せ」という二つの曲も聴く事が出来ました。
今日は自分の中で、その2つの曲に込められた思いが叶えられた、そんな気がしました。
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