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2020年07月08日07:55

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★洋ちゃんの読観聴 No. 1406

★洋ちゃんの読観聴 No. 1406               

映画 「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」  

ウディ・アレン監督・脚本の最新作。この作品は、
アレンがセクハラ疑惑でMe too運動の標的となり、
アメリカでは公開されていないらしい。

作品そのものはと言うと、いつも通りのアレン節。 
時代はよく分からない、現在ではなく1990年頃か? 
舞台はもちろんニューヨーク。お金持ちのお坊ちゃんと
お嬢ちゃんが巻き込まれるラブコメディだ。

アメリカ東部の名門私立大学に通うカップル、
ギャツビーはニューヨーク出身、アシュレイは
西部アリゾナの出身だ。アシュレイは大学新聞の
記者をしており、運よくある著名な映画監督の
インタビューをニューヨークですることになった。
マンハッタンは自分の庭とばかりギャツビーは
アシュレイを案内すべく取材旅行に同行する。

インタビューそのものはほんの1時間程度で、
それ以外は二人はマンハッタンを満喫するはず
だった。実家の両親は顔を出せとうるさいが、
ギャツビーはそれも理由をつけていかないつもり
だった。

映画監督にインタビューしたアシュレイだが、
中途半端なインタビューの続きをすることに
なり、監督を追って別の場所へ移動。ギャツビー
との予定はこなせなくなる。

アシュレイとの連絡もうまくいかないギャツビーは、
かつてのガールフレンドの妹と出会い、二人は
デートすることに。さらにニューヨークにいることが
バレて実家に行くことになる。

親が銀行家というアシュレイはお金持ちのお嬢さん
だが天真爛漫というか、ややおバカさん。ギャツビーは
ハイソサエティを毛嫌いし、ギャンブルにおぼれている。
こんな二人がなぜ仲がいいのかと僕は首をかしげて
いたが、案の定二人の関係はおかしくなる。

ウディ・アレンの作品では、たいてい女が生き生きと
していて元気。そして男は(アレン自身の投影だと
思うが)頭はいいがシニカルで悩める小心な人間。
今回もそのパターン。アレン・ファンの常連客は
満足するだろうが、そうでない観客はどうかなあ?

キャストは豪華。アレンの映画ではいつも旬の俳優が
登場する。脇役も渋いが、主演のギャツビー役の
ティモテ・シャラナとアシュレイ役のエル・ファニングも
上々の演技。ギャツビーがピアノを弾きながら歌う
シーンがあるが、まるてチェット・ベーカーのような
歌声で魅力的だった。



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