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2018年09月12日22:34

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(463)

場外に転落した木戸を越中はリング内で待ち受けます。木戸がリングイン。木戸は張り手、越中が体勢を入れ換えてコーナーマットに押し込んでお返しの張り手。越中はスリーパー狙いにいきますが木戸はスリーパーにきた越中の腕を取って切り返してハンマーロック、さらにフェイスロックに移行。

体勢を引きずり起こしてからのヘッドロックから投げを打って上になりチキンウィング・アームロック。苦しむ越中、ロープエスケープ、グラウンドでは木戸に一日の長があります。

両者スタンド。木戸は「木戸蹴り」と呼ばれたキックを連打、越中もキックのお返しから首投げを打ってからの首4の字固め。木戸、これをボディシザースで切り返しておいてからスリーパー狙い、越中これは防御。

越中は木戸にストンピングを浴びせて倒し、木戸の右足をサードロープに乗せて足にヒップドロップの連発で足にダメージを与えておいてからレッグロック。

木戸は技をかけられながらも越中の顔面に両腕をこじ入れてフェイスロック、越中これを外して両者ロープブレイク。リング中央ヘ。木戸は木戸蹴りの連発、5分経過。

越中、木戸をロープに詰めておいてショルダータックルから木戸の右足の太ももにストンピングの嵐です。

古舘アナ「一寸先は闇のサバイバル闘争であります。5対5の柔道方式の勝ち抜き戦。ここらあたりで分岐点、中堅同士の闘い、越中詩郎と木戸修の一戦であります。一寸先は全くわかりません。果たしてどういった闘いでありましょうか?双方の軍団にとりましても、ここらあたりからがまさに地獄の一里塚、五里霧中の闘い模様になってまいりました。

木戸がこの越中を押さえれば当然、俄然UWF有利。越中が木戸を押さえれば新日サイド有利。何としても新日サイドから見れば越中はこの木戸と心中する覚悟で臨んで欲しいところでありましょう。さあ、木戸も後がありません。越中を破って木村とぶつかって、木村を掻き回しておくという、そういった自分の役目を果たしていかなければなりません。
 
恐るべき闘いにおけるパート主義であります。その己のパート、パートをやはり果たさなくてはなりません。まさに闘いのオフィスオートメーションと言いますか、そんな感じがある訳であります。研ぎ澄まされた過激な分業制が展開されている訳であります5対5勝ち抜き戦。妥協なきエモーション、UWFからは中堅の木戸修。しかしながら先程の先制攻撃あたりで一つのコツをつかんだのでありましょうか?越中、徐々に、徐々に荒っぽい得意の戦法に出てまいりました。

中堅同士の闘い。この後新日サイドは副将木村、そして大将藤波が控えております。一方のUWFは木戸の後に副将藤原、そして大将は前田であります。中堅から副将、大将にかけてのその人選、その辺のポジションのとり方は順当と考えていいかも知れません。やはり、双方の幹部が最後の最後まで、ギリギリのところまで伏せておりました。 

この陣容、やはりトップシークレットだった訳でありますが試合の直前に明らかになりましたこの布陣。さあ、中堅同士の闘い、木戸にちょっとですねぇ、山本さんっ、木戸がですねぇ、越中に対して負けるものかという、何かこう、余裕がありそうな感じですね」

小鉄「そうですね」

古舘アナ「ああ、しかし、木戸もやはりちょっと膝がですか…」

小鉄「大腿部と膝を痛めてますね。それとですね、先程坂口選手がいったでしょう、フライング・ニーパットですね」

古舘アナ「はい」

小鉄「木戸選手の足の上に乗っかってしまったでしょ?で、靭帯が伸びたと思うんですけど」

古舘アナ「なるほど!」
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