mixiユーザー(id:44534045)

2015年05月05日15:24

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FBに書こうとおもったけど軋轢を考えて止めてこっちに書くことにした

「地域一番店じゃないねぇ」と言われて、少々むかっ腹が立った。

 そういう意図はないだろうし、被害妄想に過ぎるのかもしれないが、地域一番店になれていないことの主な原因がまるで、現場スタッフの技術不足、であったり意識やモチベーションに問題があるというニュアンスで言われた気がしたからだ。

「そうではないでしょう?」

 まず何を以って「地域一番店」とするのかを教えて欲しい。「売上」や「利益」?
 ドラッガーも言っているが、利益は「条件」であって、「目的」ではない。本部の全員におなじ質問をしてみたい。「当事業部の『目的』は何でしょうか?」全員が同じ応えを返すとは考え難い。現場スタッフに聞いてもそれは同じだろう。
 確かに、経営理念に則った目的というものが明示されてはいるが、日々の労働の中で、その理念を第一の価値基準として動いている人間がどれだけいるだろうか……かくいう自分も、「利益」を求めてキュウキュウとしている日々を過ごしてはいるのだけれど……

 掲げている社の存続目的は、それぞれの会社毎に違うだろう。そういう意味では、1番とか2番とか決めることはナンセンスかもしれない。が、少なくとも、「地域一番店」という単語を使うのであれば、その発言者は、順位を定める価値基準を、示してくれないと困る。

 よしんばその価値基準が、「利益」にあるとするならばなおのこと、その責任は、非正規社員、給料時給計算である現場スタッフには、ない。
 そうではなくて、例えばアミューズメント性であるとか、地域貢献であるとか、ペットライフの提案とかそういう基準に於いて、地域一番でないとするならば、それはそれで、スタッフさんの責任は薄いのではないと思う。そういう経営の根幹に関わる施策は、本部でするべきことであって、スタッフに丸投げすることでは当然ない。でないとこの会社、『スタッフに頼りきった経営』をしている会社ということになってしまう。

 競合店の強みと弱み、自社の強みと弱みを考察しなければならない。その中で、浮き彫りになってくる問題点がきっとある。その多くは、社の体質であったり、体勢であるのではなかろうか?
 仮説だが、自社の抱える問題点の一つは――「ハード(設備)への投資はともかく、ソフト(人)への投資が不十分」であるという点にあるのではないかと思う。
 戦艦で例えるなら、大砲が10門もある巨大戦艦を建造しておきながら、そこに未熟な砲撃手を3人しか配置していないというような……
 
 「コンクリートから人へ」じゃないけれども、「モノがモノを売る」ような売り場から「ヒトがモノを売る」売り場へとシフトチェンジをしていかなければ……それこそが専門店だと思うし……しかし異様に思えるのが、「スタッフが接客に割ける時間」というものを、まったく考慮していない人の配置とシフトを、現状平然と行っていることだ。そのくせ「接客を大事にしろ!」って……コントですか?
 生き物の世話と売り場の維持に掛ける時間で、皆精一杯で、接客が入っても早々に切り上げないと、この後の作業が終わらない、帰れない、といった場面が常態化しているというのに……本質から眼を逸らしている気がする。

 人件費に投資するにあたって、当然費用対効果は考えないといけない。人件費が費用対効果を上げるために必要なのはズバリ「教育」だ。

 それを僕は、この会社でやっていきたいと思っているんだけども……それこそ、教育システムや教材を作るための時間なんて与えられていなくて、チラシの構成や会議の資料の作成に追われてばかりの日々……仕事自体には非常にやり甲斐を感じて入るけれど、弊社の未来については正直、絶望しております。今から教育システムや人事評価システムを作らなければならないという……時既に遅しではないでしょうか……役員、本部、現場という、意思決定に時間のかかる非効率的三重構造体勢は、今後も変わることないでしょうから。

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