mixiユーザー(id:17423779)

日記一覧

昨日読んだ絵本。マイケル・ボンド『パディントン、えきにあらわれる パディントンのミニ・ストーリー・ブック 1』ジョン・ロバン絵 青山南訳 ほるぷ出版 1993年9月刊。https://bookmeter.com/books/1390477https://www.amazon.co.jp/dp/4593509068「ブラ

続きを読む

深草の露のよすがを契(ちぎり)にて里をばかれず秋はきにけり 摂政太政大臣[藤原良経] 千五百番歌合に 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 293「深い草に露が置くというわずかな繋がりを宿縁として、この荒れた深草の里を見捨てずに秋風が訪れ、秋は来たことだ

続きを読む

昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『あざやかな瞬間 りぼんマスコットコミックス』集英社 1985年5月刊。https://bookmeter.com/books/457383https://www.amazon.co.jp/dp/408853333X「あざやかな瞬間」『りぼんオリジナル』1984年初夏の号「飛行少年モッ君

続きを読む

あけぬるか衣手さむしすがはらや伏見の里の秋のはつ風 家隆朝臣 守覚法親王、五十首歌よませ侍りける時 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 292「一夜は明けたのか、袖が寒い。ああ菅原の伏見の里に吹く立秋の朝風よ。」『新日本古典文学大系 11』p.99建久九年(1

続きを読む

昨日読み終わったミステリ。レイモンド・チャンドラー『水底の女』村上春樹訳 早川書房 2017年12月刊。397ページ。https://bookmeter.com/books/12525502https://www.amazon.co.jp/dp/4152097280http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013740/

続きを読む

伏見山松のかげより見わたせばあくる田のもに秋風ぞふく 皇太后宮大夫俊成 百首歌たてまつりし時 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 291「伏見山の松の木陰から見渡すと明けゆく田の面にいま秋風が吹いている。」『新日本古典文学大系 11』p.99正治二年(1200)

続きを読む

昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『アレックス・タイムトラベル (ハヤカワ文庫)』早川書房 2001年7月刊。巻末解説 藤田雅矢「きよはらさんに青いバラの花束を」。https://bookmeter.com/books/479651https://www.amazon.co.jp/dp/4150306699https://www

続きを読む

ふく風の色こそ見えね高砂(たかさご)のをのへの松に秋はきにけり 藤原秀能 最勝四天王院の障子に、高砂かきたる所 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 290「吹く風の色は見えないがその音を聞けば、高砂の尾上の松に秋は来たことだ。」『新日本古典文学大系 11

続きを読む

昨日読んだ本。古谷三敏・古谷陸『ふれあい酒場 BARレモン・ハート』双葉社2017年6月刊。B5判、110ページ。柳川市立図書館蔵書。https://bookmeter.com/books/11929633https://www.amazon.co.jp/dp/4575312622「雑誌連載30年、酒漫画の決定版『BARレモン・ハ

続きを読む

昨日だにとはんとおもひし津の国の生田の森に秋はきにけり 藤原家隆朝臣 百首歌よみ侍りける中に 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 289「暑い夏のうちの昨日でさえ訪ねようと思った摂津の国の生田の森に、いよいよ秋は来たことだ。」『新日本古典文学大系 11』p

続きを読む

昨日読み終わった本。山上たつひこ『大阪弁の犬』フリースタイル 2017年11月刊。https://bookmeter.com/books/12310732https://www.amazon.co.jp/dp/4939138895/「こまわり誕生の瞬間が、著者自らの言葉で綴られる! 3000万部を超える大ヒット作『がきデカ

続きを読む

いつもきくふもとの里とおもへども昨日にかはる山おろしの風 後徳大寺左大臣 [藤原実定] 文治六年女御入内屏風に 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 288「いつも聞く麓の里とは思うが、昨日とは変って聞える山おろしの風よ。」『新日本古典文学大系 11』p.98文治

続きを読む

昨日読み終わった本。今柊二『ニッポン定食散歩(竹書房文庫)』竹書房 2017年12月刊。253ページ。https://bookmeter.com/books/12355072https://www.amazon.co.jp/dp/4801912877「祝! 定食食べ歩きガイドエッセイシリーズ10周年!!生姜焼き、エビフライ

続きを読む

このねぬる夜のまに秋は来にけらし朝けの風の昨日にもにぬ 藤原季通朝臣 百首歌に、初(はつ)秋の心を 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 287「寝ていたこの夜のうちに秋は来たのだな。夜明けの風が昨日のとはまるで違っている。」『新日本古典文学大系 11』p.9

続きを読む

昨日読み終わった本。角田光代・河野丈洋『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』新潮社 2017年11月刊。https://bookmeter.com/books/12417478https://www.amazon.co.jp/dp/4104346071http://www.shinchosha.co.jp/book/434607「近所の居酒屋や旅先のお店、古本酒場

続きを読む

いつしかとをぎの葉むけのかたよりにそそや秋とぞ風もきこゆる 崇徳院御歌 百首歌に、初(はつ)秋の心を 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 286「早くも荻の葉の向きは一方に靡き、それそれ秋が来たよと風も告げるように聞える。」『新日本古典文学大系 11』p.9

続きを読む

昨日読み終わった本。東海林さだお『焼き鳥の丸かじり 丸かじりシリーズ40』朝日新聞出版 2017年11月刊。https://bookmeter.com/books/12453541https://www.amazon.co.jp/dp/402251504X「「串外しはNG!!」の記事に思う。焼き鳥を串のままかじるとなると大き

続きを読む

神南備の御室(みむろ)の山のくずかづらうら吹きかへす秋はきにけり 中納言家持 題しらず 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 285 巻頭歌「神南備の御室の山に生い茂る葛、その葉裏を白々と風が吹き翻す秋は来たことだ。」『新日本古典文学大系 11』p.97家持集・

続きを読む

昨日読み終わった本。内田樹・安田登『変調「日本の古典」講義 身体で読む伝統・教養・知性』祥伝社 2017年12月刊。https://bookmeter.com/books/12503188https://www.amazon.co.jp/dp/4396616333なか見!検索で30ページまで(と他)が読めます。はじめにht

続きを読む

みそぎする河の瀬みればからころも日もゆふぐれに浪ぞたちける 貫之 延喜御時、月次屏風に 新古今和歌集 巻第三 夏歌 284 巻軸歌「なごしの祓をする川の瀬を見ると、日も暮れ、祓もすみ、一面に波が立っていることだ。」『新日本古典文学大系 11』p.96貫之

続きを読む

昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『私の保健室へおいで… (ハヤカワ文庫 JA)』とり・みき 解説 早川書房 2002年6月刊。https://bookmeter.com/books/457386https://www.amazon.co.jp/dp/4150306966「学園の保健室には、今日も悩める青少年が訪れる「私

続きを読む

夏はつる扇(あふぎ)と秋のしら露といづれかまづはおかんとすらん 壬生忠峯 延喜御時、月次屏風に 新古今和歌集 巻第三 夏歌 283「夏が終り、その扇を捨て置くのと秋の白露が草葉に置くのと、どちらが先に置き勝つことであろう。」『新日本古典文学大系 1

続きを読む

昨日読み終わった本。木村衣有子『キムラ食堂のメニュー(中公文庫)』中央公論新社 2017年10月刊。https://bookmeter.com/books/12301105https://www.amazon.co.jp/dp/4122064724http://www.chuko.co.jp/bunko/2017/10/206472.html「行きつけの蕎麦屋、お気

続きを読む

夏衣かたへすずしくなりぬなり夜やふけぬらん行きあひの空 前大僧正慈円 百首歌たてまつりし時 新古今和歌集 巻第三 夏歌 282「夏衣の片側が涼しくなったようだ。夜が更け、その刻になったのであろうか。夏と秋とが出会う今日の空よ。」『新日本古典文学大

続きを読む

昨日読み終わった本。『文藝別冊 セロニアス・モンク モダン・ジャズの高僧』河出書房新社 2017年11月刊。https://bookmeter.com/books/12392439https://www.amazon.co.jp/dp/4309979327http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309979328/「バップの開拓者で

続きを読む

片枝さすをふの浦なし初秋になりもならずも風ぞ身にしむ 宮内卿 千五百番歌合に 新古今和歌集 巻第三 夏歌 281「片枝を伸ばしているおうの浦の梨の片影は、初秋になったともならぬとも分からないが、風はまさしく身にしみることだ。」『新日本古典文学大系

続きを読む

昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『私の保健室へおいで… (ハヤカワ文庫 JA)』とり・みき 解説 早川書房 2002年6月刊。https://bookmeter.com/books/457386https://www.amazon.co.jp/dp/4150306966「学園の保健室には、今日も悩める青少年が訪れる「私

続きを読む

岩井くむあたりのを笹たまこえてかつがつむすぶ秋の夕露 入道前関白太政大臣[藤原兼実] 文治六年女御入内屏風に 新古今和歌集 巻第三 夏歌 280「岩井を汲むとその辺りの笹の葉に雫の玉はころがり、早くも結んだ秋の夕露と見える。」『新日本古典文学大系

続きを読む

昨日読み終わった本。岸本葉子『50代からしたくなるコト、なくていいモノ』中央公論新社 2017年12月刊。https://bookmeter.com/books/12484925https://www.amazon.co.jp/dp/4120050297http://www.chuko.co.jp/tanko/2017/12/005029.html「今だから、わかる。

続きを読む

山里の峰のあま雲とだえして夕べすずしきまきの下露 太上天皇 [後鳥羽院] 太神宮にたてまつりし夏歌中に 新古今和歌集 巻第三 夏歌 279「山里近い山の頂にかかる雨雲はとぎれて雨の上がった夕暮れ、真木から滴り落ちる名残の雫がいかにも涼しく感じられる

続きを読む