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日記一覧

昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの 『春の微熱 (ハヤカワ文庫 JA)』山本直樹 解説 早川書房 2002年5月刊。https://bookmeter.com/books/52461https://www.amazon.co.jp/dp/415030694X「男ギライの少女の家に若い男の居候がやってきた「春の微熱」、さま

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白露のなさけおきけることの葉やほのぼの見えし夕顔の花 前太政大臣[藤原頼実] 夕顔をよめる 新古今和歌集 巻第三 夏歌 276「光源氏が情愛をこめて返した歌は、夕暮にほのかに見えた夕顔の花に対してであったよ。」『新日本古典文学大系 11』p.94 歌「

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昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの 『春の微熱 (ハヤカワ文庫 JA)』山本直樹 解説 早川書房 2002年5月刊。https://bookmeter.combooks/52461https://www.amazon.co.jp/dp/415030694X「男ギライの少女の家に若い男の居候がやってきた「春の微熱」、さま

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白露の玉もてゆへるませのうちに光さへそふ常夏の花 高倉院御歌 瞿麦(なでしこ)露滋といふことを 新古今和歌集 巻第三 夏歌 275「白露の玉で編んだませの内にあって、その光まで射し添うている常夏の花よ。」『新日本古典文学大系 11』p.94本歌「心あて

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昨日読んだマンガ。伊藤理佐『おんなの窓 6』文藝春秋 2017年11月刊。https://bookmeter.com/books/12432484https://www.amazon.co.jp/dp/4163907637http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163907635「子猫とたわむれ、飴を常備し、怪しい健康法にいそし

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ひさぎ生ふるかた山かげにしのびつつふきけるものを秋の夕風 俊恵法師 刑部卿頼輔歌合し侍けるに、納涼をよめる 新古今和歌集 巻第三 夏歌 274「楸の生えている片山の陰にこうして人知れず吹いているというのに。秋の夕風よ。」『新日本古典文学大系 11』p

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昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『アレックス・タイムトラベル (ハヤカワ文庫)』早川書房 2001年7月刊。巻末解説 藤田雅矢「きよはらさんに青いバラの花束を」。https://bookmeter.com/books/479651https://www.amazon.co.jp/dp/4150306699https://www

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蛍とぶ野沢にしげる葦のねのよなよな下にかよふ秋風 摂政太政大臣[藤原良経] 五十首歌たてまつりし時 新古今和歌集 巻第三 夏歌 273「蛍が飛ぶ野中の沢に茂っている葦の根のよではないが、夜ごとに人知れず通ってくる秋風よ。」『新日本古典文学大系 11

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昨日拾い読みした雑誌記事。『レコード・コレクターズ 2018年1月号』ミュージック・マガジン 2017年12月15日発売。https://bookmeter.com/books/12512193https://www.amazon.co.jp/dp/B077H7V5XK「【特集】 ザ・ローリング・ストーンズ『オン・エア』英国放

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いづちとか夜は蛍ののぼるらん行くかたしらぬ草の枕に 壬生忠見 蛍の飛びのぼるを見てよみ侍りける 新古今和歌集 巻第三 夏歌 272「どこへ行こうとして夜になって蛍は高く飛びあがるのであろう。これというあてもない旅寝をしていて。」『新日本古典文学大

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昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの 『飛鳥昔語り (ハヤカワコミック文庫)』早川書房 2006年4月刊。https://bookmeter.com/books/404054https://www.amazon.co.jp/dp/4150308438ウィキペディアhttps://goo.gl/AKRwdBによれば1956年8月8日岐阜県岐阜市生ま

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なく蝉の声もすずしき夕暮に秋をかけたるもりの下露 二条院讃岐 百首歌たてまつりし時 新古今和歌集 巻第三 夏歌 271「鳴く蝉の声も涼しく聞こえる夕暮に、さらに秋まで取りこんで冷ややかに置く森の下露よ。」『新日本古典文学大系 11』p.93正治二年(120

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昨日読み終わった本。柳澤健『2011年の棚橋弘至と中邑真輔』文藝春秋 2017年11月刊。416ページ。https://bookmeter.com/books/12371588https://www.amazon.co.jp//dp/4163907564http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163907567「2000年代半ば、危機的な

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秋ちかきけしきの森になく蝉の涙の露や下葉(したば)そむらん 摂政太政大臣[藤原良経] 百首歌たてまつりし時 新古今和歌集 巻第三 夏歌 270「秋も近い気配の見えるけしきの森で鳴くひぐらしの涙である露が森の下葉をもみじさせるのであろうか。」『新日

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昨日拾い読みした本。町山智浩『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀(新潮文庫)』吉田伊知郎 解説 新潮社 2017年10月刊。https://bookmeter.com/books/12365152https://www.amazon.co.jp/dp/4101211426「この本は〈映画の見方〉を変え

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夕づく日さすやいほりの柴の戸にさびしくもあるかひぐらしの声 前大納言忠良 千五百番歌合に 新古今和歌集 巻第三 夏歌 269「夕日が射しこみ、折から鎖そうとする庵の柴の戸に、寂しいことだな。ひぐらしの声が響いて。」『新日本古典文学大系 11』p.92建

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昨日読んだマンガ。うえやまとち『クッキングパパ 42 モーニングKC』講談社 1995年10月刊。https://bookmeter.com/books/398042https://www.amazon.co.jp/dp/4063001520「荒岩一味は金丸産業に勤めるごく普通のサラリーマンパパ。だけど、料理の腕はとびっ

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夕立の雲もとまらぬ夏の日のかたぶく山にひぐらしの声 式子内親王 百首歌の中に 新古今和歌集 巻第三 夏歌 268「夕立を降らした雲もすでに過ぎ去った大空に輝く夏の日がようやく傾く晩夏の山に鳴き始めたひぐらしの声。」『新日本古典文学大系 11』p.92雲

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昨日読み終わった本。村松友視『アリと猪木のものがたり』河出書房新社 2017年11月刊。https://bookmeter.com/books/12394704https://www.amazon.co.jp/dp/430902629Xhttp://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309026299/「モハメド・アリ×アントニオ猪木戦に隠

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庭の面(おも)はまだかわかぬに夕立の空さりげなくすめる月かな 従三位頼政 夏月をよめる 新古今和歌集 巻第三 夏歌 267「庭の面はまだ乾かないのに夕立の降った空にさも何事もなかったように澄む夕月よ。」『新日本古典文学大系 11』p.92庭と空を対照し

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昨日読んだ絵本。マイケル・ボンド作・フレッド・バンベリー絵『パディントンのかいすいよく パディントン絵本 6』中村妙子訳 偕成社 1976年8月刊。https://bookmeter.com/books/228158https://www.amazon.co.jp/dp/4032070601マイケル・ボンド(Michael B

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とをちには夕立すらしひさかたの天の香具山くもがくれゆく 源俊頼朝臣 雲隔遠望といへる心をよみ侍ける 新古今和歌集 巻第三 夏歌 266「遥かな十市の里では夕立がしているようだ。天の香具山が雲中に隠れてゆく。」『新日本古典文学大系 11』p.92散木奇歌

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昨日読んだ絵本。マイケル・ボンド作・フレッド・バンベリー絵『パディントン ロンドンとうへ パディントン絵本 5』中村妙子訳 偕成社 1976年10月刊。https://bookmeter.com/books/1392202https://www.amazon.co.jp/dp/4032070504マイケル・ボンド(Micha

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露すがる庭の玉笹うちなびきひとむらすぎぬ夕立の雲 権中納言公経 千五百番歌合に 新古今和歌集 巻第三 夏歌 265「雨の雫がとり着いている庭の笹は風に靡き、夕立を降らした雲が一むら過ぎて行った。」『新日本古典文学大系 11』p.91建仁二年(1202)頃、

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昨日読んだ絵本。マイケル・ボンド作・フレッド・バンベリー絵『パディントンのかいもの 改訂版 パディントン絵本 4』中村妙子訳 偕成社 1987年7月刊。https://bookmeter.com/books/1220178https://www.amazon.co.jp/dp/4032410402「パディントンは買い物

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おのづからすずしくもあるか夏衣日も夕暮の雨のなごりに 藤原清輔朝臣 崇徳院に百首歌たてまつりける時 新古今和歌集 巻第三 夏歌 264「何とはなく涼しくなったな。今まで解き放っていた夏衣の紐を結ぶではないが、この日暮れの夕立の名残で。」『新日本古

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昨日読んだ絵本。マイケル・ボンド作・フレッド・バンベリー絵『パディントン サーカスへ 改訂版 パディントン絵本 3』中村妙子訳 偕成社 1987年7月刊。1973年12月初版。https://bookmeter.com/books/1802736https://www.amazon.co.jp/dp/4032410305「生

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よられつる野もせの草のかげろひてすずしくくもる夕立の空 西行法師 題しらず 新古今和歌集 巻第三 夏歌 263「今までねじれ細くなっていた野一面の草は陰り、涼しく曇ってきた夕立の来る空よ。」『新日本古典文学大系 11』p.91野もせ 「野に満ちたりとい

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昨日読み終わった本。丸谷才一『七十句/八十八句(講談社文芸文庫)』講談社 2017年11月刊。218ページ。https://bookmeter.com/books/12343607https://www.amazon.co.jp/dp/4062903652http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062903653「歿後五年

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道のべに清水ながるる柳かげしばしとてこそ立ちとまりつれ 西行法師 題しらず 新古今和歌集 巻第三 夏歌 262「道のほとりに清水が流れている、その傍の柳の木陰よ。ほんのちょっとと思って、立ち止まったのであるが。」『新日本古典文学大系 11』p.91西行

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