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2018年01月12日05:20

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山上たつひこ『大阪弁の犬』フリースタイル 2017年11月刊

昨日読み終わった本。
山上たつひこ『大阪弁の犬』フリースタイル 2017年11月刊。

https://bookmeter.com/books/12310732
https://www.amazon.co.jp/dp/4939138895/

「こまわり誕生の瞬間が、著者自らの言葉で綴られる! 
3000万部を超える大ヒット作『がきデカ』を生んだ天才漫画家・山上たつひこ 初の自伝的エッセイ

大阪で過ごした少年期のこと、貸本出版の終焉の時代に日の丸文庫に出会った作家たち、『喜劇新思想大系』を旗印に集まった双葉社の編集者たちのとの日々、そして『がきデカ』が生まれたその瞬間のこと──現在、金沢在住の著者が、当時のことを振り返る。

山上たつひこ
一九四七年徳島県生まれ。出版社勤務を経て漫画家に。
代表作は、『がきデカ』『光る風』『喜劇新思想大系』など多数。 特に『がきデカ』は社会的にも大ブームとなり、掲載誌の「少年チャンピオン」を少年誌初の二百万部に押し上げた。
一九九〇年、マンガの筆をおき、本名の〈山上龍彦〉として、『兄弟! 尻が重い』『蝉花』『春に縮む』などを発表。
二〇〇三年より、再び〈山上たつひこ〉として、小説『追憶の夜』(のちに『火床より出でて』と改題)を発表し、漫画「中春こまわり君」を描く。
最新刊は『枕の千両』(小説。小社刊)。
原作を担当した『羊の木』(いがらしみきお画)で、二〇一五年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞」

『山上たつひこ選集』双葉社 1992、
『月刊北國アクタス』北國新聞社 2002-2004、
『マイファーストビッグ・がきデカ』小学館 2001、
他に掲載55篇と書き下ろし8ページの317ページ。

1947年12月13日生まれで1999年以来金沢在住なマンガ家・小説家、山上たつひこさんの初めての自伝的でもあるエッセイ集。

学生の頃(1973-77)、『週刊少年チャンピオン』連載の『がきデカ』を、周囲の誰かが持ってた雑誌で毎週読んでましたけど、自分で雑誌を買った記憶はありません。

単行本は何冊か古本屋で買いましたが、全26巻を揃えるほどのファンではありませんでした。

「『がきデカ』コミックス第1巻の初版部数が何冊だったのかは忘れた。ともかくそれが一週間で売り切れた。それがどういう意味を持つのか、そのときのぼくはピンとこなかった。

「増刷分がまた売り切れました」 しばらくしてコミックスの担当者が来たときも、ぼくはまだ状況を呑み込めていなかった。

実感したのは印税が振り込まれたという銀行からの知らせをうけたときである。女子行員のきれいな声だった。

「秋田書店様より〇〇千万円のお振り込みです」
驚いた。一度の振り込みの額がそれである。この年はこういうことが何回かあったと思う。

たまたま銀行からの電話を『少年チャンピオン』の担当者が取ったことがあった。
「せ、先生、〇〇千万円の振り込みだそうです。」
ぼくに受話器を差し出した担当者の手が震えていた。」
p.305 犬月猫日の記 『マイファーストビッグ・がきデカ』2001.12


読書メーター 山上たつひこの本棚
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091361
の登録冊数は6冊です。

マンガの本棚(登録冊数887冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091192
もご笑覧いただけましたら幸甚と存じます。作家名の五十音順に並べています。


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