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日記一覧

昨日読んだ絵本。安野光雅『きつねがひろったイソップものがたり 1』岩波書店 1987年10月刊。https://bookmeter.com/books/380349https://www.amazon.co.jp/dp/4001105934「きつねの親子が,古くてりっぱなイソップの絵本をひろいました.子ぎつねはさっそく

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たへてやは思ひありともいかがせんむぐらの宿の秋の夕暮 藤原雅経 五十首歌たてまつりし時 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 364「この寂しさに堪えることができようか。たとえ愛情があったとてどうしようもないことだ。葎の宿の秋の夕暮よ。」『新日本古典文学

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昨日読んだマンガ。うえやまとち『クッキングパパ 48 モーニングKC』講談社 1997年4月刊。https://bookmeter.com/books/398046https://www.amazon.co.jp/dp/4063001849「荒岩一味は金丸産業に勤めるごく普通のサラリーマンパパ。だけど、料理の腕はとびっき

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見わたせば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮 藤原定家朝臣 西行法師すすめて百首歌よませ侍りけるに 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 363「見渡すと花も、紅葉もここにはない。海辺の苫屋の並ぶ秋の夕暮よ。」『新日本古典文学大系 11』p.117拾遺愚草

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昨日読み終わった小説。山口恵以子『食堂のおばちゃん』ノグチユミコ 装画 角川春樹事務所 2015年8月刊。https://bookmeter.com/books/9829369https://www.amazon.co.jp/dp/4758412685「ここは佃の大通りに面した「はじめ食堂」。昼は定食屋、夜は居酒屋を

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こころなき身にも哀(あはれ)はしられけりしぎたつ沢の秋の夕暮 西行法師 題しらず 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 362あわれなど解すべくもないわが身にも今それはよく分かることだ。鴫の飛び立つ沢辺の秋の夕暮よ。」『新日本古典文学大系 11』p.117山家集

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昨日読んだ絵本。渡辺茂男・大友康夫『ぼくキャンプにいったんだ くまたくんのえほん 7』あかね書房 1981年6月刊。https://bookmeter.com/books/528057https://www.amazon.co.jp/dp/4251000471「夏休みに、くまたくん一家はワゴンに乗ってキャンプに行きま

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さびしさはその色としもなかりけり真木たつ山の秋の夕暮 寂蓮法師 題知らず 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 361この寂しさは特にどこからというわけでもないことだ。一色に黒ずむ真木の生い立つ山の秋の夕暮よ。」『新日本古典文学大系 11』p.117寂蓮法師集「

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昨日読んだ本。鈴木大介『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出(新潮新書)』新潮社 2018年2月刊。https://bookmeter.com/books/12628319https://www.amazon.co.jp/dp/4106107546http://www.shinchosha.co.jp/book/610754/「41歳で脳梗塞になった後、僕は

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み山路やいつより秋の色ならん見ざりし雲の夕暮のそら 前大僧正慈円 をのこども詩を作りて歌にあはせ侍(はべり)しに、山路秋行といふことを 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 360深山の路を行けば、ああいつから秋のけはいになったのである。これまで見たこと

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昨日読み終ったミステリ。デボラ・クロンビー『警視の哀歌(講談社文庫)』西田佳子訳 講談社 2018年2月刊。https://bookmeter.com/books/12599953http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062938570「ロンドン警視庁のキンケイド警視とジェマ警部

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ものおもはでかかる露やは袖におくながめてけりな秋の夕暮 摂政太政大臣[藤原良経] 家に百首歌合し侍(はべり)けるに 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 359「物思いもしないでこのような露が袖に置くはずがあろうか。やはり物思いにふけっていたのだな、秋の

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昨日読んだ絵本。五味太郎『むかしのこども』ブロンズ新社 1998年5月刊。https://bookmeter.com/books/459274https://www.amazon.co.jp/dp/4893091492「「むかしのこども」は、パチッと目が覚める前に、はやくおきなさい! と起こされました。今のこどももそ

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くれかかるむなしき空の秋をみておぼえずたまる袖の露かな 摂政太政大臣[藤原良経] 題しらず 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 358「暮れはじめた虚空にひろがる秋のけはいを仰いで、何故ともなしに落ちたまる袖の夕露よ。」『新日本古典文学大系 11』p.116秋

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昨日読み終わった本。椎名誠『あるいて行くとぶつかるんだ』村田善子 装画。KADOKAWA 2018年3月刊。https://bookmeter.com/books/12594392https://www.amazon.co.jp/dp/4041064457https://www.kadokawa.co.jp/product/321709000383/「あるいて行ったらぶつ

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おしなべて思ひしことのかずかずになほ色まさる秋の夕暮 摂政太政大臣[藤原良経] 百首歌たてまつりし時 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 357「総じてこれまで経験した数々の物思いのどれよりも、一段とあわれさの身にしむ秋の夕暮のけしきよ。」『新日本古典

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昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『私の保健室へおいで… (ハヤカワ文庫 JA)』とり・みき 解説 早川書房 2002年6月刊。https://bookmeter.com/books/457386https://www.amazon.co.jp/dp/4150306966「学園の保健室には、今日も悩める青少年が訪れる「私

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をぎの葉にふけばあらしの秋なるを待ちけるよはのさを鹿の声 摂政太政大臣[藤原良経] 百首歌たてまつりし時 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 356「軒端の荻の葉に吹く音を聞けば風も一段と荒々しい山風の秋とはなったが、それを待ちうけていたとみえる夜半の

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昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『春の微熱 (ハヤカワ文庫 JA)』山本直樹 解説 早川書房 2002年5月刊。https://bookmeter.com/books/52461https://www.amazon.co.jp/dp/415030694X「男ギライの少女の家に若い男の居候がやってきた「春の微熱」、さま

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秋風のややはださむく吹くなへにをぎの上(うは)葉のおとぞかなしき 藤原基俊 堀河院に百首歌たてまつりける時 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 355「秋風が次第に肌寒く吹くにつれて、荻の上葉を吹くあの風の音が悲しみを添えるよ。」『新日本古典文学大系 1

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昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『空の色 水の青』集英社 1990年12月刊。十二冊目の単行本、『ぶーけワイドコミックス』一冊目。https://bookmeter.com/books/559976https://www.amazon.co.jp/dp/4088602277ウィキペディアhttps://goo.gl/AKRwdBによれ

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秋はただものをこそ思へ露かゝるをぎの上(うへ)ふく風につけても 源重之女 秋歌よみ侍りけるに 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 354「秋はもう物思いばかりしていることだ。私の袖にも露のかかる、このような荻の上葉を吹く風を見聞くにつけても。」『新日本

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昨日読み終わった本。鈴木大介『されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』小山萌江 イラストレーション。講談社 2018年1月刊。https://bookmeter.com/books/12505290https://www.amazon.co.jp/dp/4062208881http://bookclub.

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身のほどを思ひつづくる夕暮のをぎの上葉(うはば)に風わたるなり 大蔵卿行宗 崇徳院御時、百首歌めしけるに、荻を 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 353「つたないわが身の宿世をそれからそれへと思い続けている夕暮、折から荻の上葉に風が吹きわたるよ。」『

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昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『アンドロイドは電気毛布の夢をみるか?』集英社 1987年11月刊。https://bookmeter.com/books/559974https://www.amazon.co.jp/dp/4088601408十冊目の単行本、『ぶーけコミックス』二冊目。ウィキペディアhttps://goo.gl/

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身にとまる思ひををぎの上葉(うはば)にてこの比(ごろ)かなし夕暮の空 前大僧正慈円 題しらず 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 352「秋の訪れとともに身の内に留まって離れないこの物思いはまさしく荻の上葉を吹く風の音を聞くようで、この頃は悲しくてなら

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昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『千の王国百の城 (ハヤカワ文庫 JA)』大森望 解説 早川書房 2001年6月刊。https://bookmeter.com/books/52460https://www.amazon.co.jp/dp/4150306672「作品集初収録作「お買い物」、超能力商社マンが古代を旅する「千

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あけぬとて野辺より山にいる鹿のあとふきおくる萩の下風 左衛門督通光 和歌所歌合に、朝草花といふことを 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 351「明けたというので、麓から山に帰ってゆく鹿の後を慕って吹き送る萩の下風よ。」『新日本古典文学大系 11』p.114建

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昨日拾い読みしたマンガ。清原なつの『春の微熱 (ハヤカワ文庫 JA)』山本直樹 解説 早川書房 2002年5月刊。https://bookmeter.com/books/52461https://www.amazon.co.jp/dp/415030694X「男ギライの少女の家に若い男の居候がやってきた「春の微熱」、さま

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野辺ごとにおとづれわたる秋風をあだにもなびく花すゝき哉 八条院六条 摂政太政大臣、百首歌よませ侍りけるに 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 350「どの野辺にもあまねく訪れる秋風であるのに、浮気っぽく靡く花薄よ。」『新日本古典文学大系 11』p.114建久六

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