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2018年01月07日04:46

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夏はつる扇(あふぎ)と秋のしら露といづれかまづはおかんとすらん 壬生忠峯

夏はつる扇(あふぎ)と秋のしら露といづれかまづはおかんとすらん
 壬生忠峯
 延喜御時、月次屏風に
 新古今和歌集 巻第三 夏歌 283

「夏が終り、その扇を捨て置くのと秋の白露が草葉に置くのと、どちらが先に置き勝つことであろう。」『新日本古典文学大系 11』p.96

忠岑集「延喜御時の月並の御屏風に」の内「夏はつるに」、五句「おきまさるらむ」。
和漢朗詠集「晩夏」・読人しらず。
延喜 901-923 醍醐天皇の年号。天皇をもさす。
夏と秋の間髪をいれぬ交替を興じたもの。
「夏はつる」の歌。

壬生忠岑(みぶのただみね 生没年未詳 860頃-920頃)平安時代前期の歌人。壬生忠見の父。古今集撰者。新古今三首。勅撰入集八十四首。
隠岐での後鳥羽院による『時代不同歌合』では源俊頼と番えられている。
小倉百人一首 30「有明のつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし」
http://goo.gl/6sqHZH
http://bit.ly/162WcmH

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