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日記一覧

。(観劇メモ)
2021年12月18日20:47

『Transcendent Express』@上野ストアハウス今年ラストの観劇。相手が見つかるまで降りられない婚活特急設定は、面白い。未婚の自分には、なかなか結婚しない理由の部分では、わかるわかる、という台詞もあったけど。降りた先にも線路は続いてる、というのは

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『ワクチンの夜』@星のホール一年ぶり、師走の城山羊の会。いつものように、ちょっとだけずれた人たちの艶笑譚。岩谷さんと岡部さんが親子という設定がすでに変で面白い。まったく枯れてないエロ爺の岡部さんと年相応に親父な岩谷さん。しかし、いわゆる体当

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傘(観劇メモ)
2021年12月05日15:48

『彼女を笑う人がいても』@世田谷パブリックシアター60年安保の学生運動で起こった悲劇と、復興五輪の光と影をリンクさせて、報道とは?声なき声とは?といった、答えの出ないメディアのジレンマを描いていた。簡単に論破される正義、欺瞞を隠さない正義、理

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『THE BEE』@シアターイーストNODA・MAP番外公演。今回は野田さんが出演せず、サダヲ&ダー子で。普通の会社員がキレて狂っていく筋書きだけど阿部さんの場合、ノーマルで狂気を感じるので何となく納得してしまう感じが惜しいなあと。長澤さんの健康的な体

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中山忍(観劇メモ)
2021年11月13日22:23

『パ・ラパパンパン』@シアターコクーンデビュー作以来、鳴かず飛ばずの少女小説家が、クリスマスに挑戦したミステリー小説。何故かモチーフはクリスマスキャロル。いつの間にか迷い込んだ自分の小説の世界で、殺人事件の犯人を自ら探し始めるという、割とあ

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イーネ!(ライブメモ)
2021年11月05日22:44

『風街オデッセイ2021』@日本武道館レジェンドから早くも5年。ある意味お得なライブイベントに、今回も。アリーナ6列目というミラクル配席。前回のアリーナ経験は、レビュー96。あの時は後ろから6列目くらいだったかなあ。亀田誠治futuringコーナーの、B’z

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目が長い(観劇メモ)
2021年11月03日18:25

『ぽに』@KAAT大スタジオ鬼の発音で、ぽに。ありえない状況が、真顔で日常にしれっと入ってくる怖さと登場人物みんなが、どこか中途半端で嫌らしいモヤモヤが相まって、「きれいのくに」と相通じる気持ち悪さがじわっとくる。加藤拓也、次回作も観てみたい。

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公明正大(観劇メモ)
2021年10月30日21:38

『ジュリアス・シーザー』@パルコ劇場女性キャストだけで演じるシェイクスピア。まじめでまっすぐ、だから友人でも許せない。吉田さんの佇まいにマッチしたキャラクターのブルータス。高麗屋の血に、少し相棒風味の混じった松本さんのキャシアス。のどがヤバ

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東大へ行け(映画メモ)
2021年10月16日21:20

『かそけきサンカヨウ』@新宿志田さんと鈴鹿くん。ドラゴン桜の優等生2人がメイン。二人とも佇まいや語りが古風な感じだったり、登場人物たちが、ほぼスマホを使わなかったり。(2シーンくらいだったかも)青春ものなのか、家族ものなのか。誰にフォーカス

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メレブ(映画メモ)
2021年10月07日19:04

『マイ・ダディ』@日比谷ムロツヨシ映画初主演。難病モノだけど闘病や死が描かれるのではなく、(別の死は描かれたけれど。。。)夫としての自分と、父としての自分の間でもがいて絶望して再生していく物語。時系列のパラレルな”仕掛け”は安易でわかりやす

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『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』@神保町タイトルのナカグロがダサくてバブリー。まだセクハラという言葉もなく、どこででも煙草をふかしていて、肩パッド付のソフトなジャケットで夜の街を遊びまわる、東京スタイル。見合いで出会った男女が、偶然やドタバタ

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mofumofuhouse adult(観劇メモ)
2021年10月02日20:49

『狐晴明九尾狩』@赤坂ACTシアター新感線×中村倫也で陰陽師もの。確かに、あの捉えどころのない感じはいま、いちばん晴明に合っている役者かも。割とシンプルでわかりやすい勧善懲悪もの。千葉さん演じる道満と共闘するのが新しい。向井さんは、悪役または

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ねえちゃん(観劇メモ)
2021年09月23日18:51

『友達』@新国立劇場小劇場安部公房原作。以前も別の脚本で観ていたのにあまり記憶になかった不条理劇。突然家にやってきて居座り、寄生し始める見ず知らずの家族。善意や正義、民主主義の暴力的な側面をとても気持ち悪く見せつけられていく。最終的に、少数

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令和のリカ(観劇メモ)
2021年09月20日18:02

『近松心中物語』@KAAT忠兵衛と梅川、与兵衛とお亀。2組の男女が心中へむかう道のり。朝日新聞では酷評されていた長塚版だけど、初めて女に惚れた初心な忠兵衛と、能天気な入り婿の与兵衛。苦界に生きる梅川と、箱入り娘で婿にぞっこんのお亀の対比が面白い

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『べっぴんの町』@神保町昭和最後の年に制作された作品。まだ震災に遭う前の神戸を舞台に、柴田恭兵のハードボイルド探偵、渋い。リアルに体験しているわけではないのに、バブル期の世界観が懐かしく羨ましくなるのは、大人になったらこうなる、と想像しなが

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『ウェンディ&ピーターパン』@オーチャードホールコクーンは頻繁に行っているけど、オーチャードホールはお初。中島裕翔くんがピーター役ということで、そっち系の観客が多かったのかな、と。セットも綺麗だし、役者もそろっていて、ウェルメイドで安定した

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最上階(観劇メモ)
2021年07月22日20:45

『反応工程』@新国立劇場小劇場終戦間近の8月、軍需工場での物語。戦争に疑問を持ち始めた動員学徒たち。彼らを取り巻き、見守り、監視する大人たち。予想通りの展開が、淡々と続いていき、突然終戦から半年以上たったラストシーンへ。召集に応じて工場を去

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ゴジラ(観劇メモ)
2021年07月17日22:26

『物語なき、この世界。』@シアターコクーン久しぶりの三浦芝居。歌舞伎町でばったり出会った、高校の同級生の一夜。みんな自分で編集した主観だけで生きている。他人のことも、自分の主観に合わせている。それが、人生という物語だと思っている。まあ、でも

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菊之助(観劇メモ)
2021年07月10日21:08

『フェイクスピア』@東京芸術劇場コロナ禍のノダマップ。ストーリーの展開が捉えられないうちに、言葉遊び(ちょっとダジャレが多かった)の勢いだけで場面場面を見せられていたのが、いつの間にか、まさかの123便の話に。モニターのこちら側、安全な場所か

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クレヨン(観劇メモ)
2021年07月03日18:19

『夜会行』@サンモールスタジオ初の鵺的。2週連続、寺十さん。女性同士のカップルの家に集まる同性愛者の友人。1人が最近できた恋人を連れてくることで、それぞれが抱える想いや、苦しみ、傷が見えてくる。男性の恋人と別れたばかりの女性が、女性を恋人に選

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カレー(観劇メモ)
2021年06月27日16:01

『目頭を押さえた』@シアターイースト過疎の村の閉塞感の中で、外への扉を開く時期。2人の高校生と、彼女たちを取り巻く人たちの物語。写真で高校日本一になったことで、未来へ歩き出そうとしている少女に対して、父親は、この地域自体への屈託も抱えながら

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『首切り王子と愚かな女』@パルコ劇場後藤さん的ファンタジーものかと想像していたら、わりと硬派な、悲劇と再生の物語に。人格者の兄王子と、生まれから厭われた弟王子。兄王子に未来をかけた姉と、弟王子に拾われた妹。対照的な2組と、それらを取り巻く人

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ぃよっ(えいがめも)
2021年06月19日20:51

『ヒノマルソウル』@新宿コロナが流行せず、オリパラが2020年に予定通り開催されることがあれば、その直前に公開されるはずだったこの映画は選手以外の裏方のモチベーションアップを加速させるような作品になっていたかも知れない。自国開催の五輪で金メダル

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伊勢志摩(観劇メモ)
2021年06月13日19:00

『未練の幽霊と怪物』@KAAT昨年の予定が延期されて今年に。「挫波」と「敦賀」の2演目が能形式で。台詞も謡も現代語、楽器も電子(?)踊りもコンテンポラリーで、なのにきちんと、能の構成になっていて。ザハ・ハディドと高速増殖炉もんじゅ。全然関係ない

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『茜色に焼かれる』@新宿ギリギリかつかつ、出口も見えない。事情が何乗もされたシングルマザーの話。怒りをためながらも、平気な演技でやっていく。元女優、という設定がなかなかいい感じで活きてくる。が、不器用というより、独りよがりな価値観で自ら辛さ

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うどん粉(観劇メモ)
2021年06月05日18:59

『キネマの天地』@新国立劇場小劇場あの有名な映画の、少し後のお話。とある劇場で繰り広げられる、一年前の女優の死を巡る推理劇。二転三転するお話と、最後にしっかりとオチ。途中休憩ありの2時間半は結構長くて、途中で少しずつ読めてくるんだけど、小気

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知らんがな(観劇メモ)
2021年05月29日21:03

『外の道』@シアタートラム昨年、池袋で上演予定だったものが延期の末に三茶で。故郷から離れた町で久しぶりに再会した2人の男女が語り合う不思議な近況。徐々に混じり合い、不条理な世界が描き出されてだんだんと精神の歯車も、社会との歯車も合わなくなる

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『東京ゴッドファーザーズ』@新国立劇場小劇場20年近く前に公開されたアニメ映画を、コロナやホームレス殺人などのタイムリーな話題を交えながら、2020年のクリスマスに時を移して舞台化。映画は見ていたかどうか、記憶にない。ゴミ捨て場で見つけた赤ん坊の

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『てげ最悪な男へ』@星のホール小松台東の宮崎弁芝居。相変わらずの狭い地域社会での男女のいびつで悲しい関係を、2007年と2021年の2部構成で。1部ラストに大きな事件が起こるのだがそれ自体は全く描かずに2部の物語が進む。語らないのに、しっかり想像させ

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そこに愛は(観劇メモ)
2021年05月16日17:14

『DOORS』@世田谷パブリックシアター宣言延長で、2年連続で払い戻されるかとヒヤヒヤしたが、無事に開幕を迎えた倉持芝居。結果として関わっている人物は同じだけど、人生の選択が違うことでシチュエーションが全く違うというちょっとひねりが入ったようなパ

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