『純平、考え直せ』@新宿ネット住民を脇役にしながら進む話は、電車男の2chから、今やSNSへ。原作は結構前に読んでいた覚えがあるけど、当時より、さらにメディア環境が変化していると思う。どんどんスピードが上がって、いろいろな感情がこぼれやすく
『チルドレン』@世田谷パブリックシアター地震と津波で原発がメルトダウンした地区。その原発で以前働いていた物理学者である初老の夫婦の元に突然現れた、昔の同僚。背景の設定は重いテーマなのに、男女の愛憎や、大人ならではの駆け引きの割と俗物的で軽妙
『愛しのアイリーン』@日比谷スピリッツでも読んでいた衝撃作。漫画のような極端なデフォルメができない分、リアリティを持って、悲しみが増した印象。ラストの後日談を描かなかったのも、何とも言えない余韻をもたせて効果的。アイリーン役のナッツさんは、
『サマータイムマシン・ワンスモア』@本多劇場あれから15年後に、またもやドタバタ。中年を迎えたSF研とカメラ部が帰ってきた。いつまでたっても成長することのない、ピーターパンのような面々は、20年経っても変わらず舞台に立っている演劇青年たちにダブる
『ハンバートハンバート FOLK IS MY LIFE 2018』@日比谷野音結成20周年の記念ツアー。夕涼み、というには少し暑い日比谷で。小さな子供を連れてきている、愛読書はリンネルっぽい感じの家族連れも。トークの掛け合いは、もはや漫才。懐かしい歌や、新し
『SUNNY 強い気持ち強い愛』@新宿同世代は中年に差し掛かっていて、ふとした瞬間に青春を思い出したり、そんな余裕もなく日々を過ごしていたり。ちょうど安室が引退する今年、モテキテイストの中年向け映画で、あの頃を思い出す、サボりの午後。アリスに負
『贋作 桜の森の満開の下』@東京芸術劇場チケット争奪戦がいつも以上に激しかったNODAMAP。ロングランなのに、当日券まで事前抽選。17年ぶりで同じ役を演じる深津さん。さすがにお肌に年齢を感じてしまったけど、少女の無垢の背後に隠された鬼の凄味がさら