『愛にイナズマ』@新宿どこかで見たような設定の家族モノを石井監督風味で作りました、という感じ?前半と後半で全く違う映画のように見えて、独立させて膨らませても良さそうな。三浦貴大は、いけ好かない男を演じると、本当に嫌な奴に見えて、とてもいい。
『フートボールの時間』@吉祥寺シアター大正時代に丸亀で残された、サッカーをする女学生の写真から着想した高校演劇をプロが潤色して上演。当時の常識からはみ出すことができたのも、実は恵まれた”良家の子女”ではあった、という今に通じる何ともやるせな
『キリエのうた』@新宿岩井俊二ワールド全開映画。アイナと”イワン”のための映画。過去作で見たようなカットや色合いやシーン、そしてなんだか懐かしいようなキャストたち。時間が行きつ戻りつして編み込まれる感じや、登場人物の二役、というのも岩井ある
『まなみ100%』@新宿高校からの10年、一人の女の子への想いを振り返ってパッケージングした自分へのギフト。センパイに捧げたり、彼女に捧げている風だけど実は誰に対しても100%には向き合っていない。失うことで、自分の中で100%都合のいい形でずっと
『春画先生』@新宿塩田監督らしい、なかなかにイカれた映画。キャラみんな、ネジ飛んでる、またはゆるんでる。盗み聞きのフェティッシュは、月光の囁きにも通じてるような気も。北さん、ふとした表情がの可笑しみとかかなりいい感じ。コメディエンヌに向いて
『切り裂かないけど攫いはするジャック』@本多劇場ヨーロッパ企画25周年の公演。台詞満載、一幕のミステリーコメディ。噂や流行、世論が形成されていく様を面白可笑しく描いていて、ものすごく計算された吉本新喜劇のような脚本。推理婦人、めっちゃ通って耳
『福田村事件』@新宿関東大震災直後に発生した、朝鮮人虐殺。その陰で、勘違いで殺戮された日本人たち。ディスコミュニケーションと集団ヒステリー。昔も今も、世界は全然変わっていない。朝鮮人差別に激高してしまった被差別部落民、結果、それが引き金にな