令和のリカ（観劇メモ）

『近松心中物語』＠KAAT

忠兵衛と梅川、与兵衛とお亀。
2組の男女が心中へむかう道のり。

朝日新聞では酷評されていた長塚版だけど、
初めて女に惚れた初心な忠兵衛と、能天気な入り婿の与兵衛。
苦界に生きる梅川と、箱入り娘で婿にぞっこんのお亀の対比が面白い。

スイッチを切るように簡単に死を選んでしまう
与兵衛お亀カップルの軽さや、ラストシーン、
生き残っても相変わらずの与兵衛とお亀の会話も
何だかポップで、今っぽい。

石橋さんのコメディエンヌぶりが可愛かった。
前回KAATの敦賀とは対照的で、こっちの魅力も期待。

山内さんといのうえさんが並びで観てた。