『スルメが丘は花の匂い』@紀伊國屋サザンシアター吉岡里帆主演。岩崎う大の脚本、リズムがコントっぽくて吉岡さんのコメディエンヌというか説明口調の語り部芝居にマッチしていた。みんな誰かの物語の登場人物。きちんと記憶に残るキャラクターになれたか。
『ピーチオンザビーチノーマンズランド』 @ウェストエンドスタジオ狂愛と共生の三部作、第二弾。男女逆転のA・Bキャストを連続で観劇。愛とか、性欲とか、恋とか、セックスとか。性、指向、倫理観、生育環境、そしてタイミング。その少しのずれによって、関
『夜明けの夫婦』@下北沢ここ数回とはうってかわって、艶笑もの。城山羊の会の山内さんの久々の映画。子どものいない2世帯家族inコロナ禍。もともと、若干ずれた感じの人が出てくる山内脚本ではあるけど、世界が少しずれるともっともっとおかしくなる、とい
『こちらあみ子』@新宿3連続でコドモもの。いわゆる変わった子にまつわる家族や周りの人たちの話。ややポエティックな描写もあるけど、事柄を全く美化していなくてよい。あみ子の事も、魅力的ではありつつしっかりと迷惑な子どもに見せてるし。原作にないラス
『幻の蛍』@新宿離婚して離れ離れに暮らす姉妹が、蛍を見に行く話、というよりは、中二の女子が夏休みにちょっと変わる話か。監督自身がトトロっぽくしたかったというだけあって、二人の雰囲気も成長した五月とメイという感じはあった。見た目はお姉ちゃんの
『ザ・ウェルキン』@シアターコクーン吉田羊&大原櫻子のW主演。妊婦は死刑にしない、という法の下で、死刑宣告された娘が本当に妊娠しているのかを判断するために寄せ集められた十二人の陪審女性。助産師でもある吉田さんが、妊婦として死刑から逃れさせよ
『ラストサマーウォーズ』@吉祥寺きのうは大雨で大変だった入間が舞台の少年少女夏休みムービー。打ち上げ花火とか七日間戦争とか、NHKの子供向けドラマシリーズのように既視感満載で、絶対に期待と予想を裏切らないテンプレ&ご都合&スピーディー展開。ま
『ビリーバーズ』@新宿山本直樹作品。なのでやはりR指定入り。ずいぶん前に連載中も読んでた。オウムの頃かな。カルトの修行と称して無人島で生活する男2名と女1名の信者たち。まあ、予想通りの展開にはなっていくのだが、原作のような湿っぽさやアンニュイ
『室温〜夜の音楽〜』@世田谷パブリックシアター事前情報をほぼ入れずに観に行ったけど、よくできた山荘ものミステリーのような舞台。出てくる人物は全員がクセ強めではあったし、結局全員悪人、全員死亡という結末で、まったく救われないストーリーではあっ
変な男女の映画、2連発。『ヘタな二人の恋の話』うーん、ヘタっつうか困ったちゃんっつーか。不器用とか、生きにくい性格というには、あんまりにも雑な描写ではあった気がする。恋というより、共依存だったようにも。彼女の鬱はともかく、彼の病気も唐突だし