太宰治といえば「人間失格」や「斜陽」など暗いイメージがあるんですが、二編ほど青春快活物を書いています。その一作が「パンドラの匣」。ちょうど太平洋戦争が終わった頃、結核患者向け療養所に入った青年の周りで巻き起こる小さな日常のドタバタを描いた作
愛知県西尾市にあるのが岩瀬文庫。西尾市は岡崎の近くにあります。この西尾出身の実業家・岩瀬弥助が創設した私立図書館が岩瀬文庫です。このほど所蔵する絵図や地図をネット上で閲覧できるデータベースの運用を始めました。無料でしかも事前登録などもいらず
日本経済新聞・夕刊の「こころの玉手箱」コーナーにノンフィクション作家である吉岡忍が連載しているんですが、8/14付夕刊にベ平連で作ったバッジの話が載っていました。ベ平連といっても今や死語になってしまいましたね。「ベトナムに平和を!市民連合」の略
大阪・曽根崎生まれの上田秋成。怪異小説「雨月物語」の作者として有名ですが国学にも造詣が深く本居宣長とも論争しました。妻を亡くし、両目を患っていた上田秋成は東大阪の日下で4ケ月ほど療養します。日下に正法寺という寺があり、ここの紫蓮(唯心尼)が
積ん読をせっせと消化しようと読書にいそしんでいますが、閑話休題に「あだしごとはさしおき」とルビがふってありました。閑話休題とは話を本筋に戻すときに用いる言葉です。そういえばNHKの人形劇「新・八犬伝」で黒子の格好をした坂本九さんが、よくこの言
「こいさんが、わてをはじめて法善寺へつれて来てくれはったのは」と「月の法善寺横丁」で有名な法善寺へ。水かけ不動のあたりでは、なんか川柳大会を開催していました。法善寺横丁すぐ横の「博多廓 法善寺店」というお店へ。3階に個室が2つあり、その一室で
積ん読とは書物を読まずに積んでおくことで、『つんでおく』とドク(読)とをかけた洒落になっています。毎日新聞の夕刊を読んでいたら、このTsundoku(積ん読)がイギリスBBCのウェブサイトに紹介されているそうです。タイトルは「Tsundoku:本を買い、それ
昔、近鉄奈良線は石切駅のもう少し先に孔舎衛坂駅があり、ここから旧生駒トンネルに入っていました。久しぶりに少し足をのばして孔舎衙坂駅へ、ホーム跡などがそのまま残っています。もともとは日下(くさか)駅という名前でしたが、神武東征で神武天皇が長髄