コロナとがっちり向き合っている本書に好感を持った。どんどん事態が変化していき、皆がそれに何とか対応しようとしている。大学生、教授、会社員、会社経営陣、小さなお店の経営者、などいろいろな立場の人たちが登場して群像劇のようだった。（まだ収束はし

続きを読む

https://bookmeter.com/users/2134/bookcases読書メーターで今年読んだ中で良かったものを20冊選びました。上・下巻のものは下巻だけ。古い本の再読も少し入れました。

続きを読む

祐高や忍が変人だと思っていたけど、名前が出てくる登場人物は全員変人だ。しかも思い込みが激しい。自分は正しいとか自分は被害者と思っている。でもその人を視点にすると、そうかもと思えることが怖いわ。白桃殿さまが招いた夫婦のすれ違いだが、原因は夫の

続きを読む

上下巻まとめて。上巻の半分くらいまでは読むのに時間がかかった。感情移入も出来ずただこの世界のことを説明されていたので。まあ世界の仕組みを理解できないと話も分からないので作者としても仕方なかったのだろう。後半になるまでセシリア、アルヴィンにあ

続きを読む

他の人のレビューを読んだら否定的な感想が多かったが、私はこの2巻目の方がより面白かった。いつ切れ目が来るのか分からない掛け合い漫才の会話をする主人公夫婦。怪しげなのにもしかして良い人なのかと思ってしまう天文博士の陰陽師。弟思いなのか何なのか

続きを読む

続きが出ていることを知りそれを読む前に復習。頭脳は明晰だけどそれを妄想に使ってしまう姫君。年下だったので結婚当初こそ姫に翻弄されたけど、そのうちには立派に社会経験を積んだ若君。8年もたって子供も3人。だけど二人ともこの時代からは著しく常識はず

続きを読む

前再読した時「夢の宮再読はこのあたりで一休み」と書いていた。実はこれを書くまでそういう気分だったので、この後も少しずつ読もうかなという気になった。薔薇シリーズを続けて読むために飛ばしたのもあったりしたし。夢の宮の中で薔薇シリーズは特別。話を

続きを読む

安定の面白さ。確かに育った環境が違い過ぎると、ふとしたことで価値観の相違に気がつくでしょう。価値観が全く同じという二人もそうはいないかもしれないけれど…。違っている自覚をもって、歩み寄れるかが大事。そうでなければいずれ破綻する。清貴と葵なら

続きを読む

夢の宮 〜薔薇の名の王〜 6年前の再読でこれが一番好きだと書いていた。今回もいくつか再読してきたが、やっぱり好きだ。宰相の息子なのに、さんさはごく普通の感性を持った好青年。周りが普通でない人ばかりなのでいっそうそう思える。そしてこんな過酷な運

続きを読む

父親が病気になって後を継いで神主に（一応資格は取ってあった）なった方の奮闘記。小規模な物作り企業の社長を継ぐのとほぼ同じに思えた。神主がこんなにたくさんの神社を（この方の場合14社）を抱えるとは知らなかった。大きな神社は神職の人も多いが、小さ

続きを読む

30年近く前に買った本。2編入っていて、細かいところはともかくストーリーは全部覚えていた。すぐ忘れる私にしては珍しい。「竜のみた夢」はどちらを選ぶこともしなかったのに、あの時選んだことになってしまった。「眠りの妃」。ハッピーエンドのロマンスフ

続きを読む