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日記一覧

最初から全部読みなおすにはたくさんありすぎるので文庫版「御宿かわせみ」のあとは傑作選に行ってみた。文庫も出てるけどたぶんこれが最初の傑作選。主な登場人物の人生の節目に当たる出来事が取り上げられているので嬉しい。「初春の客」かわせみの最初の話

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シリーズ後半から明治編にかけて再読してきたが、ぼつぼつ一番最初に戻っても良いかなと思い読んでみた。ものすごく昔に読んだはずだがまあ初読に近い。第一作「初春の客」のラストで最近DVDで見たものすごい古い映画を連想した。アメリカ映画「ハリケーン 

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再読。花世の性格は難しく、狷介と言ってもいいくらい。本人はそれを貫き通して他の人の評価などまったく気にしない。そんな花世のことが子供のころから大好きで、何か言われたら反射的に「はい」と言ってしまうのが源太郎。花世も源太郎のことを振り回しなが

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再読。江戸編最後の表題作は、どうってことない話だった。そして今作の表題作。ここに繋がってた!前読んだ時は間が空きすぎて驚きも何もなかったが。今続けて読んでるので「ほ〜っ」って感じ。女の見た目は変わったが気持ちは変わってなかったし、前よりずっ

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ずっと再読を続けてきて、ついに明治編に入った。御一新で人々の暮らしは大きく変わった。その激動の数年間を思い出話だけで通過させる手法で、さらっと江戸から明治へ。かわせみの関係の人々には悲しい出来事があった。物語は世代交代して続いていく。麻太郎

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再読。とうとうかわせみ江戸編の最後。麻太郎、源太郎、花世の三人が事件に首を突っ込む様子は、その後のことを予感させる。江戸編の最後はどうだったんだろう?覚えてないなあと思っていたが、「公孫樹の黄ばむ頃」だったんだ!この話だったら覚えているわ。

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結婚してかわせみを出たお石の代わりになる女中として、まだ14歳のお晴がやってきた。かわせみではこの前桂庵から女中を雇って困ったことがあったので、伝手をたどってきた子は信用できる。千春と年も近いし、るいとお吉のようになると良いな。「明石玉のかん

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前作「江戸の精霊流し」で、いい女中さんに育ったなあと感慨深かったお石。次には縁談というのは自然な流れだろう。かわせみの皆もお石の幸せを願っているが、どの道を選べばよいのかは難しい。恋をまだ知らない麻太郎にとって、特別な人を母に例えるとすとん

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お石はかわせみで鍛えられて頼もしい女中になったわ。お江戸の水で磨かれたので奇麗になったけど、たくましさはそのまま。かわせみの裏庭に畑を作ったのは田舎が懐かしくなったのかと思ったら違った。お石の田舎では土が良くないし水も出ない。かわせみの裏手

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子供がひどい目に合う話が多かった。「白鷺城の月」はかなり無理やり舞台をお江戸以外に持って行った感じ。時代の変化を表したかったのかな。そして何故か事件に巻き込まれるとは!「招き猫」で、千春、麻太郎、源太郎の三人を見ていて、まあ立派に成長してこ

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再読。最初の「宮戸川の夕景」はあんまりひどい終わり方で嫌な気持ちになったところを、次の表題作「初春弁才船」に救われた。短いんだけど東吾らしさ全開。かわせみの人たちの人の好さがちゃんと報われて素敵なラストになった。他のはやっぱり暗い話が多かっ

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贋小判の話は再開3冊目で一応解決した。今回はたくさんの登場人物がそれぞれ大活躍。三国屋徳右衛門まで体を張ってます。そのおかげで卯之吉の出番が少なめになっちゃった。他の人は体を使って動いているのに、卯之吉は頭脳労働。小判を溶かして分析したり頑

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再読。江戸の人たちは植物が好き。そして途中まで他の人(職人さん)が育てたものを買うのが普通のことなのも今と変わらない。牡丹の品評会で高位をとれば名誉とお金が得られるとなれば不正も起こるでしょうね。不正を暴くために細工をした佐助の執念は凄い。

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再読。ひなびた漁村だった横浜があっという間に都市になっていく勢いが分かる。江戸の町のあれこれもこの時代を感じさせるが横浜の様子は、これから日本が開国していくのだなと思える。ジョンが美人局に引っかかったのを解決した話は、コミカルで楽しかった。

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再読。若かった東吾、源三郎、宗太郎の三人が、それぞれ父親になっている。明治編まで読んでいる私は知っているが、彼らを待ち受けるこれからの激動の世を考えると、今が一番平穏で幸せな時かもしれない。東吾と麻太郎は神様が引き合わせてくれたようにして再

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家にある単行本で再読。単行本発売が発売された1997年に読んだきりなので新鮮な感じ。でも明治編まで読んでるから、あああの頃はこんなことがあったのね〜と懐かしい。この時はるいは全く麻太郎のことは知らない。そしてるいと東吾の間に子供が。千春という名

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すごく良かったのに、もどかしい気持ちで満足感の無い読後。あかりという女の子が見る幻が3つ、時代は古代、戦国、幕末と飛び飛び。このつながりがぼやっとし過ぎて、間にあかりが登場すると、本当は緩やかにつながるのだろうが、突然現実に引き戻されてしま

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読みたい本がないよ〜と、適当に借りてきた。意外に面白かった。ハリーポッター大正ロマン風って感じか。ル・ジャグワールの正体は読者にはバレバレなのに、主人公たちがなかなか分からないのにはちょっとイライラ。授業でいろいろなものに乗って飛び、箒がい

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再読のはずだけど覚えていないのでまあ初読と同じくらいかな。置いてけ堀は有名だけど、後の不思議はこの小説で初めて知った。片葉の芦、なぜ藤兵衛はもっと娘とちゃんと向き合ってやれなかったのだろう。よく知ってみれば藤兵衛の考え方は立派だ。だがそのた

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シリーズのかなり後の方のは発売と同時に単行本を買ってた。もっと前のものは何故かこれだけ文庫が本棚にあったわ。一応シリーズは全部読んでるはずだけど、人間関係は覚えているが一つずつのストーリーはほとんど覚えていなかった。ただこの巻は全体の流れの

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ほとんど全部宇野昌磨!多分今は羽生選手へのインタビューは困難なので、そのおかげかもと思ったりしたがそれでも嬉しい。昨シーズンは本当に心配した。もちろん本人が一番苦しかっただろうが。それが劇的に復活してあの全日本選手権の笑顔。そういう事をしみ

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一時中だるみ感があったりしたが、最近また面白くなってきた。妹の佐和が結婚して、おりきとの仲も別居婚がうまくいっていて、生活がふらふらしなくなっているのが良い。地に足がついてきたというのかな。読む方も事件を面白く追いかけることができる。穏蔵と

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見た目で人を判断してはいけないとは言われるが、やはり判断基準として見た目は重要。ただ初対面でなく暫く付き合ううちに見た目が気にならなくなることの方が多いのでは?直哉の場合、深く付き合う相手になかなか巡り合えなかったのが不運だった。気持ちがこ

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2020年7月読書記録
2020年08月01日15:33

7月、時代小説の再読が多かった。現代ものと違って古びないのが良いわ。2020年7月の読書メーター読んだ本の数:21冊読んだページ数:7442ページナイス数:384ナイスhttps://bookmeter.com/users/2134/summary/monthly■千年の黙 異本源氏物語 (創元推理文庫)

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婚活食堂2食堂のおばちゃんに比べて、こちらの恵さんはそれほどお馴染みさんでないお客さんにも気軽にかかわる。やはり占い師だった過去が影響しているのか。自分がやったこともなかった婚活マッチングアプリを右から左に勧めてしまうのは、危ないと思う。そ

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