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日記一覧

再読。宮部さんの小説は連作短編で全体として流れがある、というのが多いけどこれはしっかり長編なので読みごたえがあった。ただ、主人公の「おりん」はちゃんとわかるけど、そのほかの女性・おさき・おつた・おゆう・おたか・おみつ・・・混乱してしまって困

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再読。文庫ではなく最初に出版された新人物往来社の単行本で読んだ。図書館の棚にあったのだが、単行本なのによれよれであちこち補修してあり、普通なら廃棄本だよという状態。複数冊所蔵するために捨てれないのかな。愛されてる本だわ。それにしてもかわいそ

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好きなことを仕事にするのではなく、得意なことを仕事にしなさいという人がいるが、何が得意なのかやってみなければわからない。研究の打ち合わせ、友人との約束、大事な予定でもキリンの訃報が届いたら「ごめんキリンが死んじゃって」ですべてキャンセル。そ

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初ものがたりを読み直すならやっぱり〈完本〉だと思ってこれを。前読んだ時は稲荷寿司の屋台の親父さんが、こんなに絡んでいたことを気にしていなかった。毎回のように茂七親分は親父さんに会いに行ってたんだ。何気ない会話から、解決のヒントを得たり、気持

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大富豪同心(23)-影武者 八巻卯之吉自粛期間中にひっそり出てたなんて知りませんでしたよ。そして前のことはしれっといつの間にか何とかなったことに?どうなったんだろうと心配してあげてたのに。まあずいぶん間が空いたので、それも良いでしょ。そして卯之吉

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このシリーズを山口さんは現実の時間より少し早く書いているようなので、コロナはいったいどう小説内で表現されるのか心配でした。現実と少し違いはあるけれど、何とかきれいに収まっていてさすがです。ただ本当の食堂関係はもっと大変だろうな。メイたちだっ

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続けて再読。何故か1に比べこちらはおぼろげながらではあるが覚えていた。読みながらたびたび三島屋の百物語を思い起こした。お初シリーズはこの後書かれなかったけれど、三島屋シリーズにバトンタッチされたのだと思った。この話を続けようとすると、お初が

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読んでるはずなんだよね、たぶん単行本で。でも…、何にも覚えていなかった。なんとなくこの人知ってるわ、という感じのみ。だから初読と同じ。時々は自分の能力を発揮するのをためらうときもあるが、能力を持っていることにはほとんど悩まないお初にやや違和

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最近きたきたを読んで、またこれを再読したくなった。大体ストーリーは覚えていたので、これがああ繋がるのだとか時々立ち止まって考えた。事件の真相を笙之介が知ることになる4章に向かって話は進んでいく。とても重いけれど、最後に救いがあることを(再読

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シリーズ1作目を読んだ時は、面白かったけど言葉遣いに平安ものらしさが欠けている気がした。でも今は全然気にならなくなったのは、私が慣れたせいか著者がうまくなったからかどっちだろう。そしてどんどん面白くなってきていると思う。主人公二人や帝だけで

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明らかに更級日記の著者がモデルですね。ずっと家を守っていたけど、一時宮中で働いていたことがあったようだし。はっきりしたものは日記だけだが、物語も書いていたらしい。それを書いていた時はどうだったんだろう。奉親に清書してもらったのかな?なんて想

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裏表紙の紹介に、いや?この説明は違うと思い、でもすごく面白く読んだ本。ベルタがすごく理性的にふるまい、でも結婚した時には自分は何もわかっていなかったと反省するところがより凄い。対する王はベルタよりベルタの父との方が年齢が近いのだが、完成して

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篠原さんを知ったのはテレビの「世界ふしぎ発見」で。あまり表情は豊かではないし、喋りも独特で聞きやすいとは言えない。でもすごく知識があって生き生きと動物や昆虫に向かう姿が魅力的だった。適度にユーモアがちりばめられたこの本は理解しやすくて感心し

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すごく好きか?と問われたら、それほどでもないシリーズなんだけど読んじゃう。惰性で読んでいるシリーズだと大抵は途中で脱落するんだけど、これは読み続けているということはやっぱりうまいんだろう。何か問題が起こっても、たちまちいい方向に解決。自分の

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一編が短いので次々と読み続けたちまち読了。解説で、やまぐちえいこ、やまうちえいこ。確かに似てるわ。この小説家は作者がモデルね。出張料理を頼むのはある程度のお金がかかると思うが、もしお金のことを考えなくてよくても他人に家で料理をしてもらうのは

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3冊続けて再読して、これが一番面白かった。作家ならではのあるある体験がリアル。現在進行している(この小説内で)出来事を利用したり、逆に裏から仕掛けたりしながら式部が源治物語を小出しに発表していくというのが憎い。唯一名前が瑠璃姫とはっきり書か

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「千年の黙」に続けて再読。何度か読んだのにシリーズとして続けて読んだのは初めてだったから、なんとなく違和感が。雰囲気が違う。それはたぶん前作を書いたときは全部詰め込んで完成させてしまったから。シリーズとして登場人物は共通しているけど、これは

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2020年6月読書記録
2020年07月02日15:07

やっと図書館が本格的に再開。いろいろ借りれて嬉しい。2020年6月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:6577ページナイス数:356ナイスhttps://bookmeter.com/users/2134/summary/monthly■朱華姫の御召人 かくて愛しき、ニセモノ巫女 (コバルト

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再読。最近山本淳子さんの源氏本を読んで、急にこれが読みたくなった。「かかやく日の宮」の巻があったという話は昔からささやかれていたらしい。本当に書かれていたなら、なぜこの巻だけ失われたのか?源氏物語が書かれている最中から引っ張りだこだったはず

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