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日記一覧

何か空っぽなむなしさを抱えていた弓子が、出来ること、やりたいことをちょっとずつやってきたことで、ついにここまで来たんだなあ。三日月堂にかかわった人たちが、どんどん繋がって行く様子がとても良かった。ただ、これからの活版印刷の未来はそう明るくな

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三日月堂と同じ街ですよね。今後どこかで同じ登場人物が出てくるかも?でしょうか。ただこの話、ぼや〜っとした印象。他の登場人物も類は友を呼ぶ感じで、穏やかだけどぼや〜。その中で一人べんてんちゃんが元気印で浮いてる。もし彼女が私のそばに居たら、相

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シリーズ2作目。8と9を読んでから1と2を読むのはどうかと思ったが、案外良い読み方だった。この小説は大きな流れはあるが、とりあえず1冊の中でも話があって、それは最後に解決するという構成。だから読み終わった時、1冊でもちゃんと満足できる。そして私は

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宮部さんの時代物が読みたくなりこれを再読。平四郎の人生観がすごく好きだ。事なかれ主義のように見えるが、関わる人に自然にやさしく接している。「自分だったら」と相手の立場に立って考えるのは、結構難しいことだと思う。そしてこの小説は主人公は平四郎

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私はそれほどの猫好きではないのだが、書いている作家さんたちの猫愛を感じられた。猫目線で人間を見るとこう見えるのかなあと納得してしまうのは、作者さんたちが猫を理解してるからかな。猫に言わせると、全然わかってない!と文句を言うかもしれないけど。

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ビブリアもそうだったが主人公たちは好きになれなかった。何組もの親子関係がほぼ全部ぎくしゃくしたものばかりで、その人たち全員にイライラさせられたし。そういう中にあって西浦富士子さんには魅力を感じた。他の人の思い出にしか出てこないのが残念だ。一

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かなり物語が進行してからのを先に読んでしまったが、そもそもの始まりはこうだったんだね。大体想像通りだったが、ロイドを助けたあたりが詳しく分かった。セルロイドというと私はキューピー人形などのおもちゃのことを思い出す。一時期、今のプラスチックと

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辻村深月さんの本はあまり読んでない。暗いものが多いかなと勝手に思っていて。ハケンアニメは面白かったな。この本は前から知っていたけど何となく読むきっかけがなかったが、貸してくれた人がいたので読んだ。読む前は演劇がもっと関係するかと思っていたが

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再読。文庫でも再読したことがあるが、こっちで読むと本の重さと中身の重さが合わさってずっしり来る。おちかはまだ17歳、ということはこの時代だからほんとは16歳なんだよね。大事に育てられ素直で大人しい、だけどちゃんと働き者のお嬢さん。恋に恋するお年

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すごく久しぶりの新刊だったのでとりあえず買った。帯は和風王朝ファンタジーとなっていたが、中華風寄りでは?更にSF要素もあり、世界観がとっ散らかって戸惑った。主人公のお姫様、育てられた環境のためもの知らずで危なっかしいけど、すごく強い人だ。もう

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やっぱりいい人ばかり出てくる話なんだけど、素直に受け取れるのはその人たちの過去の苦労が書かれているから。そういう体験をして、曲がらずに人生を歩んできた人たち。主人公もそうだ。うまくいきすぎるおとぎ話のようだが、登場した人たちがこの先助け合っ

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お盆だから・・・っていろいろありすぎ、遭遇しすぎでしょう。保は危機感がなく、分かっていても動いちゃう困った人。しかも周りは過保護な人ばかり。ものすごく不穏なシーンで終わったし、今後も大変そうだ。

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かき氷、長いこと食べてないなあ。こういうのは記憶を刺激するよ。大昔、もう亡くなった祖母が小さな食堂をやっていて、夏はかき氷を出してた。夏休みに遊びに行くと、氷をかいて後は好きなだけシロップをかけさせてくれたことを思い出す。あれは嘘くさいイチ

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ずっと気になってたこのシリーズ、初めて読みました。しかも8巻目。図書館の棚にこれと次の巻だけあったのよ。だけど多分彼らの関係とか過去を理解して読めたと思う。あちこちに不自然でない程度に語られていたから。すごく面白かった。こうなったら1から続け

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何でこの程度の本が本屋さんで平積みになって売れまくるんだろう?と不思議に思いながら一冊手に取ってレジに直行。家に帰ってすぐ読んでしまった私です。新刊久しぶりだったしね・・・。どうっていうほどの話じゃないのに読んでいて楽しい。そんな人が沢山い

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この前読んだ村山さんの本もそうだったが、主人公はすごく理不尽な目に合って不遇のように見えるが、周りの人が良い人ばかりで実は幸運な人、という話だった。そしてかなりの才能の持ち主だ。きっと成功者になるだろう。そういう中にあって、私は茜音のお母さ

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前回は背伸びしたがった万里だが、あれで吹っ切れたのかなんかすごく頼もしく成長してる。おばちゃん二人が自身の老いをちゃんと自覚していることに感心する。これからはじめ食堂はだんだん変わっていくと思うが、大丈夫!変な方向には行かないだろう。

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何となくさらっと読めちゃう本。神苗って、神苗君という呼ばれ方がとても似合う好青年だなあ。「禁じられた花」で、私も知ってる歴史上の事件が取り上げられてた。豪商や茶会については知らなかったが、この小説に出てくる人たちならこんなに悩まずすぐに真相

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再読。何度読んでも最初の「沙羅の実」でほろっとする。時間が経ってから届けられる忘れ物。もう過ぎたことだから今更何もできない・・・。という話ばかりかと思ったら、最後の「野バラの庭へ」では、見事にやりましたね。

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「食堂メッシタ」はちょっと私には敷居が高すぎる店だった。私に合ってるのはやっぱり「はじめ食堂」だわ!と再読。初読の時は何とも思わず読み流してしまったが、瑠美の「メッシタのトリッパが食べたい・・・・今年閉店しちゃって・・」という言葉に気がつい

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安定した面白さを求めて期待して読んだ。期待は裏切られなかったので嬉しい。私は森若さんと考え方が似てる。麻吹さんと同じようには思わないが、理解はできる。損な生き方だと思う。だから森若さんが指摘したように、転職せざるを得なくなって、勤務先のレベ

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間に入っている主人公が書く小説がファンタジーだし、実際の描写がふわふわして現実感が薄いので読めてしまったが、ものすごい黒い話。途中、何となく「この人何か変かも」と感じた人がやっぱり犯人だった。この町は果たして立ち直れるのだろうか。もうダメか

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主人公の女性とレストランはモデルがあるのでしょうね。お客さんで、彼女のことを書こうとしている女性のモデルは著者かな。おいしそうだなあとは思うけど、どのお客さんもかなり大量に食べるわ。私はそんなには食べれない。才能もあってやる気十分で努力を惜

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2018年7月 読書記録
2018年08月01日15:49

今までの人生で一番暑い7月だった。そのせいか再読が多かった。面白いって分かってる本が読みたくて。2018年7月の読書メーター読んだ本の数:19冊読んだページ数:4730ページナイス数:115ナイスhttps://bookmeter.com/users/2134/summary/monthly■闇の伴走

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