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日記一覧

そもそも卯之吉に旅なんて出来るの?お江戸の中でもすぐに駕籠や船に乗りたがるくせに。でも隠密廻り同心を拝命して甲府まで行くことを命じられた途端、町人の格好をして甲府の遊里で遊べる!とわくわくと期待が膨らんじゃうんだな。今回特にはっきりしたのが

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今は器の繕い全般を金継ぎと言うのだそうだ。ずいぶん以前に読んだ波津彬子さんの本で「つくろい」という言葉を知って素敵な言葉だと思ってたのでちょっと残念。でも私は繕ってまで使いたい器は持ってないんだけど。高校2年生の真緒と祖母の千絵のそれぞれの

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湯船を盗む?何でまた?で、誰が考えたんだ!この愚策は。問題の解決策にこんなことを考えたから、卯之吉に話が転がって行ってしまったのだよ。別の方法でもやれたのでは?江戸時代の裏店とか仕舞屋という言葉にそういう意味があったとは初めて知った。卯之吉

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またまた暑苦しくて脳みそが筋肉タイプの侍が登場した。その大先生は冷静な方かと最初は思ったが、どうやら似たタイプだったみたい。誤解が解けないまま何故か解決してしまうのはいつもの通り。ここ!というところで卯之吉のやることがちゃんとはまってしまう

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枕草子はその時のことを書いたのではなく、ずっと後になってキラキラ輝いていたことだけを書いたものだ、という説があり私もそうだと思っている。ただ小説だしこれもありかな。女房や女童が登場する小説はたくさんあるが、もっと下の身分の子が主人公なのは興

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30年ぶりの続編。1・2章であの直後に何があったかが語られ、一気に10年飛ぶ。そしてさりげなく現代になってた。実加は自立してしっかり生活していたのは予想通り。何故か仕事や人の面倒をいろいろ押し付けられてしまっている。事なかれ主義っぽいが、そのた

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本「ふたり」 赤川次郎
2019年11月20日14:22

続編を読む前に読んでおかなくては!と思い読んだ。映画も見たしストーリーは大体覚えていたが、驚いたのは30年も前に書かれたのに、今読んでもあまり違和感がなかったこと。ほんの少しの違和感は電話。これは固定電話だなとか、待ち合わせの時場所と時間を電

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織田コーチ・濱田コーチ
2019年11月19日18:10

とても難しい問題なので、直接関係してもいないのに意見を言うことは避けた方がいいのかもしれないが、いろいろ思うこともあるので書いてみる。こういうことになった一番の原因は、一つのリンクを複数のグループが利用していることだと思う。リンクが足りない

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最初この本を知ったときは、非行少年たちの成長過程ではホールケーキを切るというシチュエーションがなく、だからケーキを前にしてどう切ったら良いのか分からないのだということから話が始まるのだろうと思った。どうも違うらしいと知って読みたいという気に

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「スクープのたまご」主役・日向子の友達、明日香が今度の主役。日向子には頼れる友達だったけど、やっぱり経験不足の新人だということは同じ。なのに不得意分野のスポーツ誌へ移動。断ることができれば断りたいくらいだが、そんなことは出来ず。たとえ経験不

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もっと周りの人が卯之吉の隠し子ではないかと疑うかなと思ったけど。皆あっさり違うことを納得。日頃いかに恬淡と過ごしているか分かるのだな。題名違うでしょ、卯之吉は子守なんて全然してないし。ますます悪人側の誤解がエスカレートしてる感じだ。所々でひ

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しかしお峰さんはいつまでも祟る。この情熱を別の方に向けたらいいのに。敵役と考えてみると小物で、でももっと大物が敵役と言うのも卯之吉とは釣り合わないかな。私としてはしつこい敵役などいらないのだが。由利之丞は災難だったね。でもこそこそと得をしよ

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少し前に関東を中心に日本を襲った大規模水害。同時多発した河川の氾濫。あの映像が脳裏によみがえる。この本が出版されたのは東日本大震災が起こった年。形は違うが作者は少しこのことを取り込んだのかな。こういう時、力がある者はどう行動すべきなのか、三

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新刊本を読む前にシリーズを出版順に頑張って再読してきたが、これで最後!日向子はほんとに初々しくて、誰もが「え?あなたみたいな人がそんな仕事をしてるの?」と驚く。本人もそう思うくらいなのだ。実はそれも一つの武器かもしれない。それで得をしたなと

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再読。現在は初読の時よりもっと本屋大賞に権威がある気がする。ここでは書店大賞だけど。大賞が始まったころ、私は普通に本屋で買える本を対象にしていることに反感があった。もっと埋もれている本を探すべきではないかと。でも以前この本を読んで、その考え

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小塚崇彦さん監修です。フィギュアファンなのでここに書いてあったことは大体知っていた。もちろん知らなかったこともあったが。だけど採点のための数字など覚えていない。それがごちゃごちゃせずにすっきりまとめてある。あおりにあった「テレビ観戦でわから

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再読。優等生で挫折したことのない工藤彰彦。それなのに謙虚で嫌みがない青年なのは、子供のころから抱えているものがあるからだろう。ある男の子を苦しめるため、出来の良い彰彦をことさら褒めた祖母の存在。子供の彰彦以外、家族は彼のために心を砕かなかっ

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再読。前読んだ時にも思ったのだが、今回一層その思いが強くなったのは・・・大企業の正社員と契約社員の差。ピピン編集部の編集長が社員なのは当然だが、佳孝以外は副編集長も含め全員契約社員なのだ。そこに明らかにひよっこ(しかも女子でなく男の子)が正

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再読。井辻のことは、つい井辻君と呼びたくなる。真面目で頑張る青年なので応援したい。「新刊ナイト」ではどうなることか心配したが、一番素敵な終わり方になってくれて嬉しい。そしてまた「プロモーションクイズ」でシリーズを通して読んでいる読者へのプレ

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最初出てきたときは好感を持てなかった美鈴だが、変人ぶりがどんどんあらわになって来たからか、それほど嫌ではなくなった。やはり類ともね。卯之吉がすぐに自分が同心であることを忘れてしまうのと同じく、何かあるとたちまち剣士の素が出てしまう。吉原の中

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再読。書店員さんの話ばかりでちょっと別なのを読みたいなと思ったところで差し出された本書は、出版社営業さん。私は本書を読むまで本関係の仕事に営業というのがあるのを知らなかった。考えてみれば本という物を売るのだから、営業はあって当たり前なのに。

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美鈴さんにあまり好感が持てなくて、これからどうしようと思ったのだが、そんなことどっか行ってしまうほど面白かった。なんと今回、由利之丞が大活躍!端役しかもらえない役者だけどそれでもプロ。なり切っちゃうと卯之吉より同心ぶりが板についてる。やりす

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2019年10月 読書記録
2019年11月01日15:50

パソコンが壊れてしばらくレビューがUPできなかった。読んだけど書いてないのがあるが、ぼつぼつ書いていくつもり。10月分で一番の収穫は徳仁親王(今上天皇)の本。話題になったからという動機で読んだのだが、すごく良かった!2019年10月の読書メーター読ん

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