本「探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす」　汀 こるもの

他の人のレビューを読んだら否定的な感想が多かったが、私はこの2巻目の方がより面白かった。いつ切れ目が来るのか分からない掛け合い漫才の会話をする主人公夫婦。怪しげなのにもしかして良い人なのかと思ってしまう天文博士の陰陽師。弟思いなのか何なのか分からない自称苦労人の主人公の兄。将来は出世間違いなしの高貴な生まれなのに子供っぽい少将。極め付きぶっ飛び過ぎだろう謎の女蛍火。他にもわらわら出てくる登場人物が皆変人。ストーリーは大したことは無いんだが、楽しく読んだ。

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