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2014年01月25日19:54
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■獺祭備忘(1) 隅谷三喜男『賀川豊彦』
●2014年01月26日 (日) 雨降る、風あり、昨日と打って変わって寒い。
▼きのう、「非公開」にしておいた日記を、いま書いている。
「きょうの一曲」も、１月中旬から、また流す予定だったが
サボっている。
サボるのも、まあいいか、で１０日ばかり過ぎた。
今週から「賀川記念館」通いも始まる。少し、忙しくなる。
欲どおしいと、思う。
のんびり、雨音聞いて、ぼーっとしていたい・・。
なんか矛盾してるみたいだけど。
▼私はほとんど「ノート」いうのを作らなかった。
「本」に書き込んだり、赤線を弾いたりして、ノートに「抜き書き」を
とることをしてこなかった。
このミクシイで、「本」の内容の紹介で、「概要」を書こうとしても
まとめ、要約する力量が自分にないことがはっきりして、要約のかわりに
「抜き書き」をした。
「抜き書き」は面倒であるが、あとあと利用価値の高いことを知った。
▼『獺祭備忘』は、そんなことで、「本」についての「メモ書き」。
気になる「本」や、「文章」の備忘録として始めることにした。
また、ひとつ、やることが増えた。
■獺祭備忘(1) 隅谷三喜男『賀川豊彦』
・隅谷三喜男『賀川豊彦』日本キリスト教団出版部/1966年
・隅谷三喜男『賀川豊彦』 岩波書店 同時代ライブラリー245/1995年
※岩波版は、1966年刊の日本キリスト教団出版部版の再版である。
岩波版には、いわゆる「賀川豊彦と部落問題」について、1995年10月の
日付で、「あとがき 追記」が付されている。
▼「あとがき 追記」から (以下、岩波版から。ページ数も岩波版)
(前略)
本書では『貧民心理の研究』における賀川の日本貧民研究には高い評価を
与えたが、部落問題には触れなかった。
本書の所々で記したように、筆者は賀川の社会的認識について、特に理論的
認識については必ずしも賛同できない点がある。
しかし、見解の違いは見解の違いであって、その所説によって被害を受ける
人々に対しては十分考慮しなければならないが、それをもって論者の人格を
否定することは私の採る所ではない。
ともあれ、賀川批判の影響を受けてこの『賀川豊彦』は８０年以降再版され
なかった。
しかし、社会的要請もあり、岩波書店の慫慂(しょうよう)もあり、この
「あとがき 追記」を加えて刊行することとした。
(後略)
・・・・・
▼�吃鰐韻凌由柄喙困箸修硫麌�
１死線を越えて (p3〜p14)
一九〇九年(明治42年)十二月二十四日、クリスマスの前日の午後、
神戸神学校の学生賀川豊彦は、ディッケンズの『クリスマス・カロル』を
思い浮かべながら、荷車にふとんと衣類四、五枚と、書物一行李を積んで、
葺合新川の貧民窟に引っ越した。
家は五畳敷だが、五枚の畳を買う金がなかったので、古畳を三枚買って
表の間に敷いた。(中略)
彼はかなり以前から肺を患っていたが、二年ほど前からそれが悪化し、
前の年の大半は三河の蒲郡で療養生活を送らねばならなかった。
「どうせ死ぬのなら貧民窟で」(『地殻を破って』p192)と考えて、ここに
入り込んだのである。
賀川は貧民窟の生活に一つの幻を、彼の言葉を使えば、「宗教上のある
確信」をもっていた。
「神が彼に依託した或る事業──それは貧民問題を通じて、イエスの
精神を発揮してみたいと思っていること──そのために、貧民窟で
一生送るという聖(きよ)き野心を遂げえるまでは、死なぬという確信を
持って居た」(『死線を越えて』p181)
(以上、同p3〜p4)
▼「�后‘�本社会の退廃と神の国運動」
１「神の国」運動への転身 （p165〜p177）
※ ここから「抜き書き」の予定であるが、ちょっと休憩。
-------------------------------------------------------------------
★ナラトさん担当の「メモ」
▼『獺祭備忘』シリーズ (What's new： 2014/01/25)
2014年01月25日 ■獺祭備忘(1) 隅谷三喜男『賀川豊彦』
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★ナラトさん担当の「日記」
▼『順不同』シリーズ (What's new： 2014/01/22)
2014年01月22日 ■順不同(12) / 「善」と「悪」について
2014年01月21日 ■順不同(11) / 「第６章」再読 (4)
2014年01月17日 ■順不同(10) / 「第６章」再読 (3)
2014年01月16日 ■順不同(09) / 「第６章」再読 (2)
2014年01月11日 ■順不同(08) / 「第６章」再読 (1)
2014年01月09日 ■順不同(07) / 「チェック」への返事
2014年01月01日 ■順不同(06) / 10年目の「元日の夜」
2013年12月28日 ■順不同(05) / 命日と八王子
2013年12月27日 ■順不同(04) / 「ソクラテスの哲学」
2013年12月26日 ■順不同(03) / 「老後初心不可忘」
2013年12月24日 ■順不同(02) / クリスマス
2013年12月23日 ■順不同(01) / 高取山 山頂を望遠
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★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『獺狐余話』シリーズ (What's new： 2014/01/24)
2014年01月24日 ■獺狐余話(10) 「哲学するキツネ」
2014年01月09日 ■獺狐余話(9) 「エールを送る(2) / 里中哲彦」
2014年01月05日 ■獺狐余話(8) 「エールを送る(1) / 保坂和志」
2013年12月30日 ■獺狐余話(7) 「あと千回の晩飯 (3) / 死と後悔」
2013年12月25日 ■獺狐余話(6) 「あと千回の晩飯 (2) / キツネの寿命」
2013年12月23日 ■獺狐余話(5) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月22日 ■獺狐余話(4) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月19日 ■獺狐余話(3) 「あと千回の晩飯 (1)」
2013年12月19日 ■獺狐余話(2) 「余話と夜話」
2013年12月18日 ■獺狐余話(1) 「もしもし きつねくまぞう です」
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★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『狐思庵日乗』シリーズ (What's new： 2014/01/23)
2014年01月23日 ■「狐思庵日乗(13)」 欲どおしい「にんげん」
2014年01月20日 ■「狐思庵日乗(12)」「多井畑厄神」紀行
2014年01月19日 ■「狐思庵日乗(11)」「田中正造」紀行
2014年01月18日 ■「狐思庵日乗(10)」「ひげ」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(9)」「西神中央」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(8)」 コメントへの返事
2014年01月14日 ■「狐思庵日乗(7)」「三宮」紀行
2014年01月12日 ■「狐思庵日乗(6)」 只今、午前２時
2014年01月10日 ■「狐思庵日乗(5)」 「十日えびす」紀行
2014年01月08日 ■「狐思庵日乗(4)」 協同学苑紀行
2014年01月06日 ■「狐思庵日乗(3)」 クリーム シチュウ
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(2)」 三が日終わる
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(1)」 初日から寝過す
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「きょうの一曲」も、１月中旬から、また流す予定だったが
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今週から「賀川記念館」通いも始まる。少し、忙しくなる。
欲どおしいと、思う。
のんびり、雨音聞いて、ぼーっとしていたい・・。
なんか矛盾してるみたいだけど。
▼私はほとんど「ノート」いうのを作らなかった。
「本」に書き込んだり、赤線を弾いたりして、ノートに「抜き書き」を
とることをしてこなかった。
このミクシイで、「本」の内容の紹介で、「概要」を書こうとしても
まとめ、要約する力量が自分にないことがはっきりして、要約のかわりに
「抜き書き」をした。
「抜き書き」は面倒であるが、あとあと利用価値の高いことを知った。
▼『獺祭備忘』は、そんなことで、「本」についての「メモ書き」。
気になる「本」や、「文章」の備忘録として始めることにした。
また、ひとつ、やることが増えた。
■獺祭備忘(1) 隅谷三喜男『賀川豊彦』
・隅谷三喜男『賀川豊彦』日本キリスト教団出版部/1966年
・隅谷三喜男『賀川豊彦』 岩波書店 同時代ライブラリー245/1995年
※岩波版は、1966年刊の日本キリスト教団出版部版の再版である。
岩波版には、いわゆる「賀川豊彦と部落問題」について、1995年10月の
日付で、「あとがき 追記」が付されている。
▼「あとがき 追記」から (以下、岩波版から。ページ数も岩波版)
(前略)
本書では『貧民心理の研究』における賀川の日本貧民研究には高い評価を
与えたが、部落問題には触れなかった。
本書の所々で記したように、筆者は賀川の社会的認識について、特に理論的
認識については必ずしも賛同できない点がある。
しかし、見解の違いは見解の違いであって、その所説によって被害を受ける
人々に対しては十分考慮しなければならないが、それをもって論者の人格を
否定することは私の採る所ではない。
ともあれ、賀川批判の影響を受けてこの『賀川豊彦』は８０年以降再版され
なかった。
しかし、社会的要請もあり、岩波書店の慫慂(しょうよう)もあり、この
「あとがき 追記」を加えて刊行することとした。
(後略)
・・・・・
▼�吃鰐韻凌由柄喙困箸修硫麌�
１死線を越えて (p3〜p14)
一九〇九年(明治42年)十二月二十四日、クリスマスの前日の午後、
神戸神学校の学生賀川豊彦は、ディッケンズの『クリスマス・カロル』を
思い浮かべながら、荷車にふとんと衣類四、五枚と、書物一行李を積んで、
葺合新川の貧民窟に引っ越した。
家は五畳敷だが、五枚の畳を買う金がなかったので、古畳を三枚買って
表の間に敷いた。(中略)
彼はかなり以前から肺を患っていたが、二年ほど前からそれが悪化し、
前の年の大半は三河の蒲郡で療養生活を送らねばならなかった。
「どうせ死ぬのなら貧民窟で」(『地殻を破って』p192)と考えて、ここに
入り込んだのである。
賀川は貧民窟の生活に一つの幻を、彼の言葉を使えば、「宗教上のある
確信」をもっていた。
「神が彼に依託した或る事業──それは貧民問題を通じて、イエスの
精神を発揮してみたいと思っていること──そのために、貧民窟で
一生送るという聖(きよ)き野心を遂げえるまでは、死なぬという確信を
持って居た」(『死線を越えて』p181)
(以上、同p3〜p4)
▼「�后‘�本社会の退廃と神の国運動」
１「神の国」運動への転身 （p165〜p177）
※ ここから「抜き書き」の予定であるが、ちょっと休憩。
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▼『獺祭備忘』シリーズ (What's new： 2014/01/25)
2014年01月25日 ■獺祭備忘(1) 隅谷三喜男『賀川豊彦』
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▼『順不同』シリーズ (What's new： 2014/01/22)
2014年01月22日 ■順不同(12) / 「善」と「悪」について
2014年01月21日 ■順不同(11) / 「第６章」再読 (4)
2014年01月17日 ■順不同(10) / 「第６章」再読 (3)
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2014年01月11日 ■順不同(08) / 「第６章」再読 (1)
2014年01月09日 ■順不同(07) / 「チェック」への返事
2014年01月01日 ■順不同(06) / 10年目の「元日の夜」
2013年12月28日 ■順不同(05) / 命日と八王子
2013年12月27日 ■順不同(04) / 「ソクラテスの哲学」
2013年12月26日 ■順不同(03) / 「老後初心不可忘」
2013年12月24日 ■順不同(02) / クリスマス
2013年12月23日 ■順不同(01) / 高取山 山頂を望遠
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★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『獺狐余話』シリーズ (What's new： 2014/01/24)
2014年01月24日 ■獺狐余話(10) 「哲学するキツネ」
2014年01月09日 ■獺狐余話(9) 「エールを送る(2) / 里中哲彦」
2014年01月05日 ■獺狐余話(8) 「エールを送る(1) / 保坂和志」
2013年12月30日 ■獺狐余話(7) 「あと千回の晩飯 (3) / 死と後悔」
2013年12月25日 ■獺狐余話(6) 「あと千回の晩飯 (2) / キツネの寿命」
2013年12月23日 ■獺狐余話(5) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月22日 ■獺狐余話(4) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月19日 ■獺狐余話(3) 「あと千回の晩飯 (1)」
2013年12月19日 ■獺狐余話(2) 「余話と夜話」
2013年12月18日 ■獺狐余話(1) 「もしもし きつねくまぞう です」
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★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『狐思庵日乗』シリーズ (What's new： 2014/01/23)
2014年01月23日 ■「狐思庵日乗(13)」 欲どおしい「にんげん」
2014年01月20日 ■「狐思庵日乗(12)」「多井畑厄神」紀行
2014年01月19日 ■「狐思庵日乗(11)」「田中正造」紀行
2014年01月18日 ■「狐思庵日乗(10)」「ひげ」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(9)」「西神中央」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(8)」 コメントへの返事
2014年01月14日 ■「狐思庵日乗(7)」「三宮」紀行
2014年01月12日 ■「狐思庵日乗(6)」 只今、午前２時
2014年01月10日 ■「狐思庵日乗(5)」 「十日えびす」紀行
2014年01月08日 ■「狐思庵日乗(4)」 協同学苑紀行
2014年01月06日 ■「狐思庵日乗(3)」 クリーム シチュウ
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(2)」 三が日終わる
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(1)」 初日から寝過す
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★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
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「きょうの一曲！」
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