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2023年05月11日22:06

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お別れ ピアニスト・伊藤エイミーまどか

ピアニスト・奈良康佑さんからのメールが来たのは5月7日。
コンサートの御知らせかな?と見たら・・

それはピアニスト・伊藤エイミーまどかさんの急逝の知らせでした。

レッスン中に倒れてそのまま逝ってしまわれた。
動脈剥離とのことでした。

あまりの突然な知らせに、その後はずっと放心状態でした。

まどかさんとは同い年で、お互い30代の子育て真っ盛りの頃、励まし合って共に演奏活動を続けてきた、いわば戦友。

真っすぐな方で、社会派で、当時も、「コンサートに行けないお母さんたちのために!」とまどかさんの発案での「母と子のためのコンサート」などに私も参加させてもらっていた。

あと、私が某ゼネコンから依頼された仕事もご一緒した。
豪華マンション完成のお披露目で、そこのメインロビーで演奏、という今から思えばバブルな時代だった。ご主人の正敏さんがベーシストでもあるので、3人で演奏して、あとは温泉で遊んで、なんてこともやっていた。

まどかさんは、ピアノが上手いだけじゃなくて、リーズナブルかつ最高の温泉宿を見つける才能もあって、何か所か、「旅芸人ツアー」をしたものだ。

時には、うちの夫と息子も一緒に行ったこともあり、家族ぐるみのお付き合い。

東京玉翠会のイベントでも演奏していただいたこともある。

その後、私は自分の奏法に疑問を持って、それをなんとかするために植村先生、甲野先生に師事するようになり、共演することも減っていってしまったのだけれど、時折世の中を憂う手紙をくださったり、お互いのコンサートの案内などし合ったり、とお付き合いは続いていた。

ニューヨークで生まれて、南米で育って、ドイツで学んだ国際派。
作曲も手掛けられていてフルートとピアノの作品もある。筝とピアノの作品も。
http://amymadokaito.html.xdomain.jp/

少し鼻にかかった甘いアルトの声で「真理さんはさあ〜〜」と話しかけてくれていた。

とにかく早すぎるし、突然すぎる。

ずっと心ここにあらずだったのだけれど、本日、お通夜で眠っているような安らかなお顔と対面出来て、ご家族ともお話して、ようやく、これは現実なのだ、と少し落ち着くことができました。

早朝の大きな地震も、午後の突然の豪雨も、いずれも今日のお別れには相応しかった。

まどかさん、今まで本当にありがとう。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


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