1592年、豊臣秀吉の軍が朝鮮に侵攻。首都・漢陽が陥落し、朝鮮の軍は光教山(クヮンギョサン)に集結して戦うが、それを破ったのが日本の武将・脇坂安治(ピョン・ヨハン)。
しかし、水軍の将軍・イ・スンシン(パク・ヘイル)は、亀船(クソン)と呼ばれる、特殊な形状の船を建造して対抗、脇坂も水軍の陣を釜山に置いた。
日本軍の俊沙(キム・ソンギュ)は、戦闘中、主君が部下を盾にしているのを見て絶望し、朝鮮軍に投降する。
イ・スンシンは日本の水軍をおびき寄せて一気に叩く「鶴翼の陣」を張ることに。
そして閑山島(ハンサンド)沖、水路を熟知した老将のオ・ヨンダム(アン・ソンギ)の知略で、歴史的な海戦が始まった。
陸で朝鮮軍に加わった俊沙は、元・友軍の弾に倒れてしまう。彼と親しくなった朝鮮の兵は、俊沙を抱きかかえて、その死を嘆くのだった。
通常はこの手の戦争モノは見ないのだが、わたしの好きなアン・ソンギが出てるので見に行ってきた。
CGも使って、派手な海戦はそれなりに迫力があるのだが、同じようなパターンの戦闘シーンで、ちょっと見るには飽きてしまう(;゚Д゚)。
そして、日本軍も韓国の役者が演じているためか、やっぱり日本語のセリフがつたなく、日本語のシーンにもすべて「日本語字幕」が付いている状態である。
イ・スンシンといえば、韓国では知らぬ人のいない、歴史上の英雄であるし(釜山にも大きな銅像が建ってたなー)、韓国の時代モノのドラマや映画にはよく登場するのだが、日本人にはピンと来ないだろう。
何より、イ・スンシンのライバルとして出てくる脇坂安治も、日本では知名度が低いし、そんなわけで、わたしとしてはちょっと退屈な映画でした。
アン・ソンギはさすがの存在感で、このひとは声がいいんだよなー、とセリフを聞いて再認識。
(3月23日、シネマート心斎橋)
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