1993年の釜山。
施設育ちだったヒス(チョン・ウ)は、釜山郊外の街クアムを取り仕切るソン(キム・ガプス)に拾われて、片腕としてのしあがっていた。
ソンと対立するグループは、ヒスと同じ施設育ちの幼馴染でもあるチョルジン(チ・スンヒョン)を使って、ヒスを散りこもうと画策。
しかし、ヒス自身は、ヤクザの生活に嫌気がさし、カタギの生活になって恋人と巨済島(コジェド)でペンションを開きたいと思うのだった。
しかし、ヒスの思惑とは裏腹に、抗争にいやおうなく巻き込まれ、対立するグループのヨンガン(チェ・ムソン)は、野獣のような暴力をふるうのだった。
バイオレンスものは苦手なので、本来なら見ないタイプの映画なのだが、坂本順治監督の「KT」で印象的だったキム・ガプスが出演し、93年当時の釜山が舞台だというので見に行ってきた。
わたしが初めて釜山に行ったのも1993年なのだ。
でも、全編、暴力シーンが多くて、ガンガン人が死ぬし、おまけにヤクザたちの人間関係がわかりにくい(;´∀`)。
この人、ヒスとソンの側の男だったっけ?などと考えているうちに、物語は終盤に。
キム・ガプスは、重鎮感ありありだが、やはりバイオレンス満載なので、一般的にはお勧めできませんね。
わたしが「海鮮チゲうまいな〜」などと言ってた釜山の片隅で、きっとこんな血みどろの攻防があってたんですね( ;∀;)
(2月1日、シネマート心斎橋)
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