本「なみだあめ＜哀愁＞　時代小説傑作選 」　宮部みゆき他

題名に〈哀愁〉とある。ほんとに哀愁に満ちたお話ばかりだった。読んだことがあった話もいくつか。宮部さんの安定度は高くこれを一番にしたい気持ちはあるが、涙がじわじわ出てきて困るほどだったのは「夏草ヶ原」なのでやっぱりこちらが一番かな。他の方は一応何かしら読んでいたが、これを書いた梓澤要さんは初読みだった。こういう出会いがあるのでアンソロジーも良いものだ。

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