浜松市天竜区にある「月」という何とも素敵な地名。
下の日記を書いた時には、その名がどのようにしてできたのだろうかと不思議に思っていた。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983013923&owner_id=3341406
昨11/3の中日新聞がその言い伝えの一つを紹介していた。
あまりに出来すぎな逸話で、100%信ずる気になれないけれども…。
不勉強で読んではいないのだが、2018年に新潮社から出版され、翌年新田次郎賞を受賞した伊予原新(1972- )の小説『月まで三キロ』は、実はこの地から、というよりこの交通標識からイメージを得て書かれていたらしい。
ダム湖の対岸なので、今迄は車で通っただけだったが、今度は実際に「月」に降り立って歩いてみようと思う。
名付け親だとされる鈴木左京之進の墓のある海蔵寺(山号は「月光山」)にも立ち寄ってみよう、できれば、満月の夜に。
勿論、小説も読んでみる事にしよう。
それにしてもこの交通標識、詩心のある人が作ったに違いない。
「↑」矢印は「北」の方向を指すのでなく、「天」を指すと思わずにいられない。
きっとこの標識を見て空の月を見上げる人もいるに違いないのだ。
では、「360」は県道360号線でなく、360°、つまり真ん丸を意味するのか…(笑)。
ついついそんな事迄想像させる。
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