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2022年04月27日13:43

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☆洋ちゃんの読観聴 No. 1533

☆洋ちゃんの読観聴 No. 1533        

アンソニー・ホロヴィッツ 「その裁きは死」  

英国の大御所的作家であるホロヴィッツは、ヤング
アダルト向けのミステリーを皮切りに、テレビ
ドラマの脚本家としても活躍。さらには、コナン・
ドイル財団公認のシャーロック・ホームズの新作や
イアン・フレミング財団公認の007の新作も
著わすというすごい才能の持ち主だ。

日本では2018年出版の「カササギ殺人事件が
その年の主要出版社による海外ミステリーの
第1位に選出された。さらに2019年から21年も
海外ミステリー第1位を総なめしている。

2019年の「メインテーマは殺人」では、作者の
ホロヴィッツ自身が作品の主人公として元刑事の
ダニエル・ホーソーンから事件捜査協力を求め
られる。ホーソーンとホロヴィッツの関係は
ホームズとワトソンの関係だ。

そして今回紹介する作品は2020年出版の、
ホーソーン&ホロヴィッツの
コンビの2作目というわけである。

これから読む人のためにストーリーは明かさない。
本格ミステリーの王道を行く作品であることは
請け合う。事件の容疑者の性格と犠牲者との
関係、考えられうる動機、アリバイ、物証など
フェアに提示される。

ワトソン役のホロヴィッツと共に読者は一字
一句を見逃すことなく事件の本質に迫って
もらいたい。

近年、広義のミステリーでは冒険小説、サスペンスが
多く、謎を解く本格モノは多くない。それだけに
本作品は希少であり貴重である。


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