先日観た「ハウス・オブ・グッチ」があまりにも面白すぎたので、印象が鮮烈なうちに感想を書きたかったのですが・・・。
体調悪し。
とにかくもう、夜、眠れないのですよ。
身体が妙に火照るかと思ったら肩や大腿部に悪寒が走り、おまけに眼が妙に冴えてしまって全然入眠できず。
カミさん曰く「更年期障害じゃない?」ということで、一日の生活パターンの改善(特に、夜遅くのパソコン使用等は厳禁)を図り、現在は様子見。
とりあえず昨夜は久々に入眠でき、夜中に覚醒する等の症状は出ませんでしたが、さて、今後はどうなるか。
で、「ハウス・オブ・グッチ」ですが、2時間39分の上映時間は全く気にならず。私にとっては最高のジェットコースター・ムービーでしたね。体感時間は2時間弱ってところでしょうか。
とにかくもう、前半におけるレディー・ガガとアダム・ドライバーの仲良しっぷりが良くて。初めてのデートのシーンの微笑ましさなんか、ただ事じゃないですね。
それがまさか、最後にはあんな悲劇になってしまうとは・・・。
あれ観てて思ったんですが、ガガ演じるパトリツィアの変貌って、ロドルフォ・グッチと初めて会った時の彼の尊大な態度から始まってるんじゃないですかね。
クリムトの「アデーレ」を見て「ピカソですか?」と言ってしまったパトリツィアに対し「あ、コイツは頭の悪い、ただのヤリマンだな」と感じたであろうロドルフォ。彼のそういう傲慢さをきっと彼女は敏感に感じ取ったのでしょう。
これはたぶん映画の作り手による彼女のキャラクターの解釈に基づく脚色だと思いますが、実際のところ、そんなところからあの悲劇は幕を開けたのではないでしょうか。
ところであの「アデーレ」ですが、グッチの屋敷にあったってのは本当なんですかね。
「黄金のアデーレ」では戦前の所有者とオーストリア政府との間での、当時の所有権を巡る法廷闘争が描かれてましたが、戦後の遍歴についてはどこまで触れられていたのか、記憶が曖昧なんですよね。
なんだか、久しぶりに「黄金のアデーレ」観たくなってきたな。
ログインしてコメントを確認・投稿する