★洋ちゃんの読観聴 No. 1443
CD ソニー・ロリンズ 「ロリンズ・イン・ホランド」
以下はジャズに興味のある人のみの情報と
なります。
ソニー・ロリンズはモダンジャズのテナーサックス
奏者で、1950年代から60年代のモダンジャズ
全盛期に活躍した。今も存命で90歳を超えて
なお現役だ。彼はレコード会社が安定せず、
少なくとも2回数年間レコード録音がない時期が
ある。
今回は1967年録音のもので新たに発掘されたもの。
名前が示す通りオランダでの音源だ。CD2枚組で
合わせて2時間以上だ。20分を超える演奏もある。
ベースとドラムだけのピアノレスのトリオは
ロリンズが好んだ編成だ。ベースとドラムは
オランダの演奏者で、あまり世界的には知られて
いなかったが、なかなかの腕前だ。巨匠のロリンズの
サポートという大役ながら、元気よく役割を果たして
いる。
ロリンズの演奏は溌剌で、自由奔放に吹きまくって
いる。時にテンポを遅らせたりリズムが変わったり
しているが、次から次へとあふれ出るメロディは
すごい。
70年以上のキャリアなのでレコードCDの数は
膨大なものだが、この作品は彼のベスト10に
入ると僕は思う。
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