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2021年01月30日00:07

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第102回 音楽家講座 〜甲野善紀先生を迎えて〜 in鶴見 1月29日(金)

緊急事態宣言を受けての時間短縮の開催。

やはり、短い!とは思いましたが、その分、より煮詰まった凝縮された時間となりました。

「浮きをかける」

に関しての甲野先生の新たな展開には、もう何が何やら、です。

出会った頃、2003年から「浮き」に関しては仰っていて、「仕事は宙でする」はとても印象に残っています。

「楽器演奏にしても、他のことにしても、みなそこに集中して行っているつもりでも、実は身体が一番集中して行っていることは立つということ」

など、含蓄のある言葉が続きます。

上腕骨を後ろに引かれるようにし、肩甲骨が寄った時に肘を落とす、という説明。

これらの大きな変化はこの20日くらいから始まったとのこと。

立っているところを後ろから押されると、バランスを崩してよろめいて着地するのが普通ですが、この状態で立つと、ピョン、と楽しそうに、飛ぶ。

後ろから見ていると、そのままの形状を保ったまま飛んでいるようにも見えました。

不思議な世界・・

「ね、こちらだと、楽しそうでしょう?」

「はい」、と背中を押したOさん。

普通の状態では、もちろん「楽しくない」。

肥田春充のことにも触れ、丹田の話も。

丹田に関してはよく様々なシーンで「丹田が大事」とか「丹田に力を込めて」ということが言われているけれど、そういうなんとなくわかったつもり的なイメージの話ではなく、より具体的な話。

さりとて、それが誰にでもできるようなことかといえば、もちろんそうではないのだけれど。

丹田に関して、先生がここまで詳しく語ったのは、この講座が始まって以来、初めてではないかと思いますが、それだけ、その世界に近付かれたということなのでしょう。

ますます先が楽しみです。

さらには腸の話。

内臓、特に腸に関しては前回の講座でも話されていたのですが、それがより具体的なものに。

腰を落としても筋肉がつかないのが、身体の上手い使い方であって、筋トレなどで、筋肉を付けることに関しては疑問を呈しておいででした。

換気休息を経て、後半は個別指導。

初参加のピアニストには指紐。

あまりの変化の大きさにびっくり。
講座開始以来ではないか?と思えるほどで、音の粒立ちやきらめきが増しました。

津軽三味線の御二人は、男性は鎖紐による四方襷、女性は指紐で。

どちらも、最初のピアノの方と同様、目を見張る変化。

それにしても、津軽三味線の持つ力というのは、何かしら別格なものがあるなあ、と改めて感じ入りました。

特に、紐装着後の演奏では、会場の音楽ホールが隅々まで共振して、喜んでいるように聞こえました。

甲野先生も後で私に、「いやあ、身体が動き出そうとするのを堪えるのが大変でしたよ。」と仰るので、

「先生、堪えないで、舞ってしまってください。次回は是非!」

津軽三味線と先生の舞の共演、ぜひ観て見たいものです。

さらにピアニストには紐以外でも、ということで、小刀による祓い。

これでも変化しましたが、驚いたのは次。

先生の最新の気付きの上腕骨、肩甲骨の操作によって、びっくりするくらいの変化。

全ての音がキラキラと光っているみたいな素敵なラヴェルに。

先生の様にすぐにできる訳ではないにしても、これはまた新たな世界の扉となることは確か。

明日、色々と試してみようと、今からワクワクです。

能管の方には、やはり四方襷で。これも、より深いところからの響きに。

ペットロスが辛い、というお悩みには「般若心経」を。

「般若心経」には力があるそうなので、それを読めるようにするなり、写経するなりすると良い、ということでした。

毎日ピピに「長生きしてね」と言っているけれど、いつか、その悲しい日はやってくる。
よいことをうかがいました。
そういえば、末期がんで自宅療養していた母は、痛みの少ない日には、ずっとベッドの中で、般若心経を写経していたことを思い出しました。

ペットに限らず、いつか必ず愛する家族、友人知人との別れの日は来る。いつもはあまり考えないことですが、コロナ禍の現在、こうしたことは常に念頭に浮かぶようになってしまいました。


終了後、控室で、

「今までも、ビフォーアフターの変化は大きかったですが、今回は、過去最高にみなさま、大きく変化されましたね。現在のひっ迫した状況のせいなのでしょうか・・?」

と申し上げたら、

「いや、私が変わったからですよ。」

とすかさず先生。

・・・失礼しました・・

でも、やはり、受講された方の受信状態も、ぐんと精度があがっているようにも思えます。


次回は2月26日(金)、同会場です。
時刻については、従来通りか、今回の様に短縮か、はたまた中止となるか・・
とにかく先の読めない状況ではありますが、要請がでない限りは開催予定でおります。

次回もどうぞよろしくお願いいたします。

写真はピアニストの指紐、津軽三味線奏者の指紐、そして・・・

最後に、お願いして、控室にて今回の新たな気付きによる先生の御背中、撮らせていただきました。

・・肩甲骨が・・!!?




帰り道、荷物を担ぎながら、

「困ったのは、何度も、荷物がずり落ちるようになってしまったことなんですよ。」

元々、なで肩の先生。

今回の進展で、さらに、肩が落ちてきたのだそうです。

そういえば佇まいも、なんだか変化されたような・・
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