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2020年06月26日09:44

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伊藤比呂美著「河原荒草」を読んで

照る日曇る日第1418回


詩集というよりは小説というたほうがいいような、それでも立派な連作詩集ずら。

「ファッジ、ファッジ、ピリ辛、ファッジ
ママがうんだ、うみたてあかんぼ
ティッシュにくるんで、エレベーターにのせて、
一階、二階、
三階、四階、
五階、六階、
七階、八階」

だってサ。よく言うよ。歌うよ。

なるへそ、こおゆう風に旅から旅のロードポエム、帰り着く河原。
死者累々のサイの河原
動物より生命力が漲りわたるイノチの河原の原風景!

いやああまったく才能あふるるヒトだよ。てんでかなわんよ。


 またしても「新しき生活様式」繰り返すテレビを消して志ん生を聴く 蝶人


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