mixiユーザー(id:5501094)

2020年06月24日08:58

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Junaida作「の」を読んで

照る日曇る日第1416回


「わたしの」で始まり、「お気に入りのコートの」、「ポケットの中のお城の」と以下「の」つなぎでどんどん言葉と絵が続いていき、「野の花の帽子の女の子の」「「お気に入りのコートの」「わたしの」で終わる。

そしてまた冒頭に戻れば、いつまでも繰り返すことができる、というとっぴな意匠の絵本です。

きっと作者は、「凄い思い付きだあ」とうぬぼれているのでしょうが、途中であんまり話が脱線するのでついていけなくなり、白けてしまい、最後のオチに辿り着いても面白くもおかしくもないずら。

まあ普通の絵本に飽き足らない意欲作には違い無いけど、全体としてまったく心に残らないね。

   日捲りをまた捲り忘れし老人に三密三猿とく忍び寄る 蝶人

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