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2019年11月04日22:03

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軽井沢コンサート 11月3日(日)

遅めの朝食をしっかりとって、午前中はウォーミングアップ。

とはいっても、音は出せないので、ブレスのみの練習。

奏法が激変してから、今まで必要だったアンブシュアのコントロールのための練習は、むしろ邪魔になる。

必要なのは、身体全体をどう動かすか、如何にあやつるか、の感覚のみ。

もちろん、左右の重心移動の術理も生きている。

曲ごとのこれらの動きの確認をする。

こういう練習をこちらに来てから行っていました。

ホテルの部屋でも、渋滞中の車の中でも、どこでもいつでもできる練習。



その後は軽井沢駅まで砂原さんと山本さんをお迎えに。

通常10分程の距離だけれど、混んでいるから、と30分みて出たのに、なんと5倍の50分もかかってしまいました。
御二人をピックアップした後は、この渋滞していた反対の空いている車線を走ったのですが、さらに駅に向かう車線は混み、車は停車状態のところも。

昨日のスーパーといい、この渋滞といい、連休の軽井沢おそるべし。


会場オーナーの湯口先生はとても素敵な凛とした方でした。
名手、砂原悟さんの先輩であり、先生でもある方。

リハの時も良いご助言をしていただけ、バッハがより引き締まったものに。


夫の友人K夫妻、私の高校の同期のKくんも、偶然こちらに赴任としうことで来てくださいました。
さらには東京からアルソのYさんも駆けつけて。

常連の耳の肥えたお客様方、そしてオーナーご夫妻にご満足いただけたかどうか・・

私自身の演奏は・・

最初は近年にないくらい緊張して、心臓バクバクでした。


昔なら、これでだめになり、震えて音もでなかった状態だと思います。

「そうか、そういうことだったのか」と再認識しつつバクバクしていた。

つまり、アンブシュアを作るために働かせている微細な筋肉が、緊張から普段よりも固くなってコントロールできなくなるから。

でも、今の奏法は、部分的な口回りでは何もしなくても良いので、心臓バクバクでも音も出る。


そして吹いているうちに徐々に、そう3段くらい吹いた頃には落ち着くことができたのでした。

心の緊張を身体の使い方によってほぐしていく、という経験をしたのは初めてでした。

30日の録音を聞いたばかりのYさんは

「先生!?またさらに鳴る様になってませんか!?」と驚いてくださっていた。

この日もいらしていた砂原さんのお弟子さんが、私の演奏のファンになってくださっていたことを知ったのも嬉しい驚きでした。


曲ごとに指輪を替えて音色の変化も。

これは説明する前から、小さな会場だったので、気付いてくださっていた方も多く、事前に少し迷っていたのですが、まあ、やはりやってよかったな、と。

曲ごとに合った石というのがあって、私の中では、それもロットとセットの音色になっているので。

大きな破綻はなかった、とはいうものの、決して満足のいく演奏ではなかったです。

でも、よりトリオのアンサンブルは熟成し、自由にやれることも増えてきた感もありました。

特にゴーベールは激変したのではないかと思う。

この吹き方になり、より音が溶け合うようになったのが嬉しい。



大きなガラス窓から見える周囲の景色も美しく、本当に貴重な経験をさせていただきました。

ご来場くださったお客様、湯口先生、ご主人、スタッフのお弟子さん方、そして砂原さん、山本さん、

ありがとうございました!










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