考古博物館の後は、船で昼食。
え?また船?
と思ったのは私だけではない・・
羊のケバブのようなお料理が出ましたが、周囲には不評。
船の格も、今まで滞在していたものよりは、ちょっと落ちて、うらぶれた感じ。
でも、外は良いお天気で、気持ち良い。
その後バスで、最後のホテル・グランドナイルタワーホテルに。
急に東京に戻った錯覚が起きるような近代的で豪華なホテル。
でも経営者がクゥエート出身に変わったとのことで、アルコールが一切ない、という徹底ぶり。
高層階から見下ろす景色も素敵でした。
でも、ここには宿泊するのではなく、出発までのひと時、疲れをいやすための数時間の滞在。
それでも、お湯に浸かってゆっくりと眠って、リフレッシュすることができたのはありがたかったです。
お腹の具合はさらに悪くなり、ほとんど何も食べられなくなってきましたが、デザートに久々に見るミルフィユ。
思わず手を伸ばしましたが、あまりのパイの硬さにびっくり。
クリームは、まあまあの美味しさでしたが、あのパイをナイフとフォークで分解するのは不可能。
文化の違いに一番驚いたのが、このミルフィユだったかも。
うっかり齧ると前歯が折れそうな硬さでした。
帰りの飛行機も満席とのことでしたが、これまた隣の席が空いていて二人で3席使えたのでありがたかったです。
機内食も全てパスしたので、帰宅した時はスッキリで、むしろ疲れは軽減していた感じ。
結果、エジプトデトックスということになりましたが、ほんの1キロ減っただけ。
ようやく治ってきていますが、変化したことがいくつか。
不調で、ずっと様々なサプリ頼みだったのですが、なんとなくお腹を壊していると、サプリも負担になる感じがあったので、やめてしまったこと。
辞め時を探してもいたので、これは良かった。
またどうしようもなくなったら頼るとしても常に、というのはあまり良い気がしていなかったので。
そして、歩くことや、階段を使うことが苦ではなくなったこと。
これは、もちろん、沢山歩き回って、身体が活性化した、ということも大きいと思うけれど、ペタンコブーツにビルケンシュトックの中敷き効果も大きいかも。
そして、エジプトで一番感じたことは・・
自分の小ささ。
ともかく「大きい」のスケール感が違う。
なんか、ちっちゃいことをチマチマやって生きているんだなあ、としみじみ。
それが情けないとかいうのでもないし、急に謙虚に、というのとも少し違うのだけれど、所詮、小さいんだよね、と思うことは一種の穏やかさというか、平明さをもたらしてくれて、これまた少しほっとしています。
買い物はあんまりできなかったのですが、良い旅でした。
お腹と共に、物欲もデトックス出来ればよかったのですが、そのあたりは、まだまだ根深いようで・・
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