mixiユーザー(id:11487068)

2019年03月07日07:42

61 view

★洋ちゃんの読観聴 No. 1327

★洋ちゃんの読観聴 No. 1327                 

映画 「グリーン・ブック」                    

今年のアカデミー賞で作品賞などを受賞した作品。 

時代は1962年。ニューヨークのナイトクラブ
「コパカバーナ」の従業員であるイタリア系の
トニーは腕っ節の強さが持ち味で、クラブで
トラブルが発生すると彼の出番となる。だが、
トニーは本来気は優しく、家庭では美人の妻と
2人の息子に恵まれている。

コパカバーナが改装のためしばらく閉じられることに
なった。その間従業員には給与は支払われない。 
仲間が次々と職をさがす中で、トニーは音楽家の
運転手となる。

トニーの雇い主は高名な黒人ピアニストのシャーリー。
ニューヨークから西へ向い、さらに南部へと移動する
公演ツアーで、8週間の旅程だ。日程や公演地、宿泊
などが記載されたノートブックが「グリーン・ブック」。

東部はそれほどでもないが南部へ行くほど黒人差別に
遭う。当時はトイレやホテル、レストランなどで黒人は
別のところで利用しなければならなかった。このことを
割り切っているシャーリーに対し、少しずつシャーリーを
好きになり差別に憤りを感じるトニー。その怒りを
職務質問の警官にぶつけ、トニーばかりでなくシャーリー
までもが拘置所に入ることに・・・。

2人が仲良くなり、クリスマスイブのエンディングも
ハッピーエンドで気持ちが良い作品である。だが、この
映画には批判が多い。差別の実態の描写が甘すぎると
いうのだ。差別の実態を表した数々の映画や本から
学んだ僕もそう思う。しかし、1960年代の頃を知らない
世代も多い現在、問題の認識から始めるのであれば、
悪くないと思う。

なお、この作品はフィクションでなく実在の人物の実際の
経験に基づいているとのことだ。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年03月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記