還暦とは赤子の頃に戻るということだから、まさに、「還暦の気付き」と名付けても良いのではないかと思います。
先日の赤ちゃんの様子がきっかけとなった気付きで、より腹奥と口元が繋がった。
あと、最早、自分の中では演奏時の「普通」となっていて自覚もなくなっているけれど、やはり足腰の使い方は一般的ではない、というのをレッスンのたびに感じています。
「屏風座り」の延長上の身体の使い方。
これに、「粒粒」と「のきおも」(軒を借りてから母屋へ〜)で、今回のリサイタルは演奏した。
特に「のきおも」の使い勝手はとても良かった。
しかし、もっとロットも響かせてやれたのになあ、こんなものではなかったなあ、これが使えていればなあ、と本日大きく後悔。
それは
「足裏垂直離陸」
15年前、この術理に出会い、ひたすら、それを追い求めていたのに、何故だか、最近はすっかり失念していたのでした。
もちろん、15年前に比べれば、多少は身についてきた、ということもある。
下駄、ヒモなども一種の「離陸装置」だろうし。
「屏風座り」自体も「足裏垂直離陸」を内包しているとも言えるのではないかとも思うけれど、私の身体レベルであるのなら、まだまだ
「はい。ここで足裏垂直離陸!」
と意識的に行った方が良かった、というのを本日実感。
以前よりも、より離陸できる感もあるのが嬉しい。
身体のまとまり感が全く違う。
それに伴ってフルートの響きもより増す。
全てはレッスンの中で気が付いたものです。
本当に、ありがたい。
「互の目歩き」がリバイバルです。
ある意味、これも「還暦の気付き」です。
さらには・・
羊の毛を刈る様子を紹介しているTV番組がありました。
あんなにモコモコさんだったのが、あっという間にツルツルに。
まさに職人技だったのですが、その時のコメントが心に残る。
「この姿勢を取らすと、バランスが取れているので、羊にとっては居心地がよくて、リラックスしているんだよ。」
という姿勢。
首が座ったばかりの赤ちゃんがやっとこさ座っているような感じにも見えました。
これって、「内腕」&「屏風座り」ではなかろうか?
・・・つまりは仙骨!!!?
仙骨の位置でバランスを取るようにすると、「足裏垂直離陸」の効果、もの凄いです。
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