新日本プロレス86年ビッグ・ファイター・シリーズ最終戦は5月1日、両国国技館(テレビ収録、観衆10,200人満員発表)で行なわれました。
新日本プロレスvsUWF5対5勝ち抜き戦がメインイベントの前に組まれました。新日本は先鋒・山田恵一、次鋒・坂口征二、中堅・越中詩郎、副将・木村健吾、大将・藤波辰巳。
UWFは先鋒・高田伸彦、次鋒・山崎一夫、中堅・木戸修、副将・藤原喜明、大将・前田日明。
第1試合、新日本先鋒・山田とUWF先鋒・高田は練習生時代から山田に稽古を付けていた高田は山田の手の内を知りつくしており、14分27秒、アキレス腱固めでギブアップ勝ち。
第2試合、新日本次鋒・坂口とUWF先鋒・高田の初シングル戦は体格差があり過ぎて高田の攻めが通じず、4分40秒、坂口が珍しいごぼう抜きのような豪快なカナディアン・バックブリーカーで高田をギブアップさせました。
第3試合、新日本次鋒・坂口vsUWF次鋒・山崎の一戦も坂口が体格差を活かし、5分22秒、逆エビ固めで勝利。
第4試合、新日本次鋒・坂口vsUWF中堅・木戸。坂口は一気に3連勝を狙いたいところでしたが、ジャンピング・ニーアタックの着地の際、足を痛めてしまい、3分33秒、木戸の首固めの前にカウント3を許しフォール負け。通常のシングルマッチとは違い、団体戦の場合、適当なところで負けて次に繋ぐのも戦法の一つです。44歳ベテラン坂口の奮戦は流れを新日本に戻しました。
第5試合、新日本中堅・越中vsUWF中堅・木戸。越中は初の勝ち抜き戦出場で肩に力が入り過ぎたか、試合巧者木戸の術中にはまり、8分13秒、フェンスアウトによる反則負け。越中は坂口の作ったいい流れを継続出来ず。
第6試合は新日本副将・木村健吾vsUWF中堅・木戸の一戦。木戸も3試合目となるとさすがに疲れが出て来たか4分41秒、木村健の稲妻レッグ・ラリアットからの逆片エビ固めの前にギブアップ負け。
残るは新日本が木村健、藤波。UWFは藤原、前田となりました。
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