だんだん日大という組織の構造があばかれてきた。
どうやら教育機関にもかかわらず教員のガバナンスが
あまりなく、非教員の人たちが組織をぎゅ―じっている
絵が見えてきた。
この大学は50年前にも同じようなガバナンスの
問題で紛糾している。当時は学生運動華やかりし
頃で学生たちが動いた。
今回はどうか? 時代が違うといわれればそれまで
だが、学生は(メディアの取材に対してそれなりに
応えているものの)大学側に対して何か行動を
起こしているとは思えない。
教職員もおとなしい。教職員組合が一応要求を
出しているようだが、声高とは言えないレベルだ。
皆、上を批判して首を切られることを恐れている
のだろう。
権力が腐敗するとき、一番頑張らなければ
いけないのはメディアとアカデミズムのはずだ。
そのアカデミズムの組織で構成員がものを言えない
なんて、民主主義国家ではない。
政治の世界でも、トップを恐れ与党の議員さんたちも
官僚らもトップにたてつかない。
こんなことでは、かつての暗黒の全体主義国家に
戻ってしまう可能性はかなり大きいと僕は思う。
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