mixiユーザー(id:14378527)

2018年05月01日14:02

54 view

2018年4月 読書記録

2018年4月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3899ページ
ナイス数:112ナイス

https://bookmeter.com/users/2134/summary/monthly
■鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙(四) (PHP文芸文庫)
気楽で楽しいはずなのに、底の方に暗いものが流れているのを感じる。それが好きだ。しかし掛井の旦那はもしかして最強の能力者?通じないというのは相手にとってはとんでもなく厄介な存在だろうな。
読了日:04月03日 著者:田牧 大和
https://bookmeter.com/books/12706357

■御社のデータが流出しています: 吹鳴寺籐子のセキュリティチェック (ハヤカワ文庫JA)
何とか読書メーターに書き込める程度しかパソコンが使えない私。セキュリティの事なんか分かるかしら?だけど心配は無用だった。医療のことが分からなくても医療ミステリは楽しめる。それと同じだね。82歳の主人公も素敵だけど、サポート役の鈴木に魅力がある。くせがなさそうなのに曲者!和田の今後も気になるし、これシリーズとして続きが出るのかなあ。続きが読みたいなあ。
読了日:04月04日 著者:一田 和樹
https://bookmeter.com/books/11996979

■額を紡ぐひと
すごく細い糸で編まれたレース編み、しかも古くなっているので持ち上げると切れてしまいそう。それをそうっと手にとって息を凝らして鑑賞しているような、そんな読書だった。主要な登場人物が皆心に重いものを抱えこんでいて、他人にそれを触られたくない、そんな人ばかり。額を「作る」ではなく「紡ぐ」。読み終わってみるとふさわしい題名だと感じた。そんな額を見てみたいとちょっと思ったところで現実に立ち返り、いくらくらいするんだろう?そもそもそういう額に入れたいものを私は持ってるだろうか?なんて考えちゃった。
読了日:04月07日 著者:谷 瑞恵
https://bookmeter.com/books/12636753

■吉祥寺よろず怪事請負処 薄闇の森 (角川文庫)
怖くて面白くて一気に読んだ。いや〜うっかりその場しのぎの約束なんてするもんじゃないね。忘れてたからまずかったのか、忘れてなかったらもっとまずいことになってたのか。どうするのよと思ったら、それで良いんですか?え、ほんとにそれで良いの?びっくりだ。保は多分大丈夫だろうが、久世家の今後はどうなるんだろうな。今度はそっちに重点を置いた話が読みたいです。
読了日:04月08日 著者:結城 光流
https://bookmeter.com/books/12638845

■霧のなかの白い犬
おばあちゃんが認知症になって家族が奮闘する話と思ったら違った。認知症になってしまったことで、長年心の奥底に押し込んできた記憶が表面に浮かび上がって混乱するおばあちゃんの話だった。家族に一度も語らなかった苦しい思い出。今になって知る家族。ごめんなさいと言い続けるおばあちゃん。でも少女の頃の彼女に何ができただろう。この小説は現代のイギリスで書かれた。今のイギリスに警鐘を鳴らすという動機が作者にあった?世界中が内向きになって、日本もそうだと感じる。子供たちにこんな重いものを渡さなければいけない時代なのか。
読了日:04月10日 著者:アン ブース
https://bookmeter.com/books/10177642

■アラスカの小さな家族 バラードクリークのボー (文学の扉)
普通に考えたら(あえて普通という言葉を使うが)ボーは不幸な生い立ちだ。だけどこの物語のボーはなんて幸せなんだろう。周りの皆に愛され、まだ幼いのに責任をもってやる仕事を任され、ありがとうと言われるのでやりがいがある。自分がここに居ていいのだろうか?なんて思う人がいるなんて想像もできないのじゃないかな。この物語を読むと、家族と血がつながっているかどうかなどはとても小さなことに思える。子供には母親が必要?本当に必要なのはあなたがここに居ることが嬉しいと愛してくれる誰か。ボーの場合、それは二人のお父さんだった。
読了日:04月11日 著者:カークパトリック・ヒル,レウィン・ファム
https://bookmeter.com/books/9029248

■広辞苑をつくるひと
「舟を編む」や稲泉氏の「本をつくるという仕事」は読んでいるので、それほど「へぇ〜」は無かったが、とても楽しく読めた。ちなみにこれは図書館で借りました。広辞苑第七版の付録だけど買わなかったので。第六版の付録はかなり立派な辞書っぽい一冊でした。しをんさんとの会話はどの方もとてもフレンドリーだが、仕事に誇りを持っていることが伝わってきた。なかで、わあ申し訳ない!と思ったのは「加藤製函所」のところ。職人さんたちがこんな微妙な調整をして作っていたとは。実は私は箱が邪魔なので、広辞苑を箱から出して本棚に入れてる。
読了日:04月15日 著者:三浦しをん
https://bookmeter.com/books/12717257

■【2018年・第16回「このミステリーがすごい! 大賞」優秀賞受賞作】 筋読み (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)
DNAが一致とかツェットという名前などから、ネタが分かったと思っちゃったけど、それほど単純じゃなかった。謎解き途中でいきなり2時間ドラマの崖の上的状態になった時には、う〜んそれは勘弁してほしいと思ったわ。でも次々に話がひっくり返る展開は好きなのでその点は満足。登場人物が説明してストーリーを展開していく手法は少しなら良いんだけど、この小説はそれが多すぎたと思う。でも最後までどんでん返しをし続けたのは立派。全体としては面白かったので今後に期待というところかな。
読了日:04月19日 著者:田村 和大
https://bookmeter.com/books/12639302

■天才ハッカー安部響子と五分間の相棒 (集英社文庫)
初読み作家さん。解説によればダークな作品が多いがこれはライトなので・・・とあり、ダークな作品は読むのが辛くなることもあるのでこれにして良かったと思う。安部響子の性格には反発を感じたが、こういう人にくらっと来てしまう男性も多いかもしれない。主人公の肇は、才能があるのに自覚がなく付け込まれやすいタイプ。私の好きなキャラだ。サイバー空間の事は全く分からないが、捜査する警察側の事はありそうな気もして怖くなった。吉沢のような存在は特別かもしれないが、それに近いことはもしかしてあるかも。面白かった。
読了日:04月20日 著者:一田 和樹
https://bookmeter.com/books/9104478

■女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険 (集英社文庫)
前作が面白かったのでこっちも。前の時は事件と直接関係なかった二人だが題名にもあるように主役だった。で、やっぱりじれったい恋愛模様だったがこっちは高校生だしね。前は不気味な存在だと思った吉沢だが、なんか雰囲気が違ってきたような感じ。彼なりに信念をもってやってることが分かった。でもかなり間抜けだ。彼の事嫌いじゃないかも、と思えた来た。少しははらはらして楽しく読んだので満足した。
読了日:04月23日 著者:一田 和樹
https://bookmeter.com/books/11071191

■内通と破滅と僕の恋人 珈琲店ブラックスノウのサイバー事件簿 (集英社文庫)
時々出てくるA。あの人かこの人かどっちかしかないよね。作者がこの人って誘導してる気がするからあの人だろう。でもこんな分かりやすい設定はないだろうから、きっと思いがけない人なんだ!誰だろうと興味深く読んだら、そのまんまあの人だった。え〜っ、それってありなの?
読了日:04月25日 著者:一田 和樹
https://bookmeter.com/books/12427770

■桜風堂ものがたり
ファンタジーではなく舞台は現実世界なのだが「恵まれない少女のところに白馬に乗った王子様が迎えに来る」感じの、大人のおとぎ話だった。恵まれない青年を迎えてくれたのはおじいさんだったけど。ネットは被害をもたらすこともあるけど、それを癒してくれることもある。結局使う人次第の道具なんだ。
読了日:04月27日 著者:村山 早紀
https://bookmeter.com/books/11167810

■疲れをとるなら帰りの電車で寝るのをやめなさい
最近この分野の本やネットでブログを読んだりしてるので、知ってることが多かったが、そうなんだ!と改めて思うこともあった。「いやなことがあった日は眠れなくてよい」もそう。眠ることで記憶の定着は促されるので、眠れないのはそれを避けようとする防御本能だという説に賛成したい。「日本人は睡眠時間が少ない」説に疑問を呈している人がいて驚いた。あちこちでさんざん見聞きしたのでそのことに疑問を持ってなかったのだが。根拠にされているデータは「正確には睡眠時間ではなくベットで過ごしている時間を・・・」
読了日:04月30日 著者:伊藤 和弘,佐田 節子
https://bookmeter.com/books/12468265


▼読書メーター
https://bookmeter.com/


1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年05月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031