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2018年01月19日11:42

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チョコと妄想

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虎ノ門ヒルズにあるホテル・アンダーズが、こんな可愛いチョコレートを
バレンタインに向けて発売するのだそうです。
綺麗な色の唇型、リップスティック型のお洒落なチョコ。
そして何より私が目を引かれたのは、図書館の目録カード型のチョコ。

図書館で同じ本を取ろうとして手が当たってドキッとする。
少女漫画にありそうなシーン(少女漫画から遠ざかって久しいのでよく分からないけれど)。
そんな目には遭ったことないのですが、そんな妄想を昔、どんなに抱いたことか。

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このサイトによれば
”マイアミ大学が行った実験で、男女のペアに、同時に赤と青のボタンを押させ、色が一致した回数をカウントするというものがありました。実は装置に細工が施されており、事実とは無関係に10回中8回一致したペア、10回中2回しか一致しなかったペアを、実験チームが意図的に作り出していたのですが、別のペアリング調査を実施しようとした際、「また同じ相手と組みたい」という希望が、一致率80%のペアのほうが、一致率20%のペアよりも多く見られたのだそう。これにより、偶然の一致が特別な感情を生むことが示唆された”のだそうです。

いやいや、そんな七面倒な実験をするまでもなく、
図書館で素敵な人と同じ本で触れ合ったりしたら
そりゃドキンとするに決まっている。
特に学校に通っている十代の頃だったら。

春樹の「女のいない男たち」の最終章に、14歳の時に永遠の彼女に出逢った男の
話が出てきます。
授業中に消しゴムを貸してくれという彼に、彼女は新しい消しゴムを半分に割って差し出す。
にっこり笑って。
その瞬間、彼は恋に落ちた。
”僕は14歳で、作り立てか何かのように新鮮で、勿論温かい西風が吹く度に勃起していた”
彼は、そのようにして彼女に出逢うのです。
その後、結局、彼は彼女を失ってしまうのだけど。

”僕のハックルベリー・フレンド。川の曲がりの向こうに待っているもの。
でもそんなものはみんなどこかに消えてしまった。
あとに残されているのは古い消しゴムの片割れと、遠くに聞こえる水夫たちの哀歌だけだ”

こういう思春期の切なさ、それを遥か後になって思い起こすやるせなさを描くのは
春樹は確かに上手いなあ…
図書館の目録カード型のチョコとは関係ないのだけれど
そんな一節を思い出させてくれたのでした。

リップにハート、ロリポップ! アンダーズ東京の甘い誘惑
https://www.cafeglobe.com/2018/01/andaz.html
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