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2017年04月29日21:02

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Cerisiers roses et pommiers blancs (バラ色の桜の木と白いりんごの木)

シャンソンとして代表的な存在位置する往年の名曲だが、原曲はキューバ生まれの歌詞のないバンド演奏のための曲のようだ。フランス語版の方はほのぼのとした恋の歌で、タイトルの桜の木もりんごの木も複数形になっている。つまり、特定の人物の恋の物語ではなくみんなこんな風な成り行きで幸せをつかんでいると言いたいのだろう。

確かに世紀の恋はそんなにたくさんあるものではない。ほのぼのした普通の恋、それで十分じゃないか、その後の幸せはふたりで協力して作る物だと言う意図が背景に込められているようだ。《Tino Rossi(1907.4.29 –1983.9.26):Cerisiers roses et pommiers blancs》



 

*僕たちが石けりで遊んでいた頃
バラ色の桜の木と白いりんごの木に囲まれ
彼女にキスしながら
愛に打たれて死んでしまいそうな気分になった

どこかの令嬢のように振舞う彼女
バラ色の桜の木と白いりんごの木に囲まれ
僕の幼い心は
彼女の魅力の虜になっていた

彼女の家の庭では
桜の木の枝が優しく撫で
僕の家の庭の
りんごの老木の枝は花盛りだった

春が束ねたブーケのように
花が互いに絡み合っているのを見て
僕たちも同じように
仲良くしていたい気持にかられた

バラ色の桜の木と白いりんごの木に囲まれ
こんな具合に春先の新鮮な花が
15歳の僕たちを祝して
ある晩とり急いで恋の架け橋を渡してくれたんだ

ダメだよ、ダメだよ、その年で
何となくなんて言い訳は
ダメだよ、ダメだよ、唇が偶然に引き寄せられて
拒める状況じゃなかったとごまかしても

(*)

それから、晴れの日を迎えて娘たちは
顔をバラ色に染め、白いヴェルーを付けて
厳粛な儀式を執り行うために
礼拝堂へと導かれて行った

お互いに最高の幸せに包まれ
満開となった桜と
りんごの木はとうとうひとつになった
僕たちは妻であり、夫なんだ

春の花から生まれる
夏の果実を見て
同じようにしてあげましょうと
愛の精は僕たちに囁いた

この物語は延々と続くようなので
ここで結論を見せてしまいましょう
とても簡潔に閉める
結びのフレーズを聞いてください

3年も経ったら3人の赤ちゃんが
輪になってよちよち踊って
このバラ色の桜の木と
白いりんごの木の歌を聞かせてくれるだろうな

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