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日記一覧

モンポウ:街外れ
2017年06月30日21:07

第1曲「道、ギター弾きと老いぼれ馬」、彼はぶらっと散歩に出るような気分で郊外へ向かう道を進む。気分も晴れやかで足どりも軽い。すると誰かがギターを奏でているのが聞こえて来る。親しみのある穏やかな曲だ。路上の流しの正体はみすぼらしい年配の男。連

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バレエとはなっているが、発想は砂の上で足を滑らせるタップダンスから来ているようだ。楽器以外の音を多く取り入れたアンダーソンのユーモアをここでも感じる。ほぼ曲の全編に渡ってサンドペーパーが擦り合わされている。海水浴に来た子供が、砂をキュッキュ

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あの人がこんなだったらいいのにって愚痴るでもなく言っている人は割りと多い。この歌はラヴソングだけど、素敵とか愛しているって言葉はひとつも出てこない。むしろ、他人から見るともう少し真面目に恋愛ごっこしなよと助言したくなる。それでもほのぼのと感

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第1曲「夜想曲」、潮騒を聞きながら、真っ暗な空にぽっかり空いた空間を見つめる。あそこに僕の夢が詰まっているんだ。ふたりで取りに行こうよ。甘いささやきが風に掻き消される。それでも幸せな気持は少しも変らない。丸い穴にはいつの間にか黄色い蓋が被さ

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すれ違う男と女の気持が力強く歌われている。お互いに求め合う気持があっても、人生を共にするのが難しいと感じることがある。お互いに譲歩する部分がなければ、いつか破綻するのは見えている。ガルーは1972年6月26日に生まれた、ケベック出身の歌手。ミュー

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Earth song (大地の歌)
2017年06月26日21:03

マイケル・ジャクソンがオーストラリアで自然に触れた時に生まれた詩と音楽だといわれている一種の自然保護をプロパガンダとして掲げた歌のようだ。言葉自体は単純だが、直感で思いついたイメージをそのまま後先を考えずに叫んでいるような歌詞を理路整然と解

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「また、だれも新しいぶどう酒を古い皮袋に入れるようなことはしません。そんなことを すれば、ぶどう酒は皮袋を張り裂き、ぶどう酒も皮袋もだめになってしまいます。新しい ぶどう酒は新しい皮袋に入れるのです。」(マルコ2:22)現在多くの教会で飲酒を認め

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パーチの数ある作品を通常の意味での音楽とは呼びにくいが、パフォーマンスとして演奏を見ながら聴くとそれなりに楽しめると思う。日常的に聴きたいとは思わないが結構人気がある。音響的には耳があっちの世界を一巡りしてきた感じがする。小品の多くの作品が

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第1楽章、非常にのどかな情景を映して、クラリネットが幼き日に母が口さんでいた旋律風の歌を奏でている。ロシア風味より、ロマン派の味わいが深い。これが主要主題になっているようだ。終盤でホルンで奏でられるが、こんな美しい所なら行ってみたいと思わさ

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第1楽章「楽しく」、いきなり春の突風に襲われたように楽譜からもぎ取られて運び去られた音符は上を下への大騒ぎ。やがてばらばらになって落ちてきて不協和音が飛び出す。聴く人のことは考慮せず、音符自身はけっこう楽しんでいるようだ。第2楽章「静かに」、

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第1楽章、トロンボーン6本による重々しい導入の音楽に続いてバス・クラリネットが陰気な旋律を歌い始める。打楽器がトレモロのようなかすかな響きを立てる中、グロッケンによる鈴の音も聞こえて不安が広がる。まるで夜中の墓場を通り抜けるような雰囲気に鳥肌

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運命の扉は堅く封印されているが、向こう側から誰かがこじ開けてしまったようだ。普通だったら扉が開いたら向こう側の暗黒に一条の光が漏れるはずだが、この闇は外側へ湧き出し光を侵食して消し去る力を秘めているようだ。導入部の音楽はねっとりと触手を広げ

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第1曲「初雪」、朝起きると外一面が薄っすらと白く輝いている。触れば壊れてしまいそうな雪片が舞っている。見慣れている景色が新しく作られたばかりの世界のように見える。真っ白な世界に君ならどんな色を塗るのかな。僕の心も一度真っ白になればいいのに。

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赤ちゃん象が鼻をくねくねさせていたのは、邪魔だから嘆いていたわけではなく、どうやら恥ずかしくて顔を隠したかったのかもしれない。象さんの手で顔を隠すのは難しそうだからね。ロザンタールが子供を楽しませようとして書いた歌曲集の第2番。音楽的には楽

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「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」(Iコリン

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冒頭にポール・バニヤンのモチーフが現れる。黙々と働く心優しい人物だと思える。山の木を伐採する野を生業としていた。原生林に覆われた山の自然は人々が近付くことさえ忌避させるほど深い恐れを抱かせたが、ポールは全く気にもせずに森の奥へと分け入り、一

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冒頭の主題が教会の鐘による時報の旋律なのだろう。教会の鐘は昔から各種の情報伝達手段として用いられている。時報に関しては時間を知らせる鐘と15分単位を知らせる鐘とは音色や長さを変えて区別するようだ。多くの場合、同じ音が続く回数で、まず15分、30分

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聖地奪還を目指して十字軍の兵士としてエルサレムに向かったシーグルの許婚ボリヒルドは愛する人の安否を気遣い眠れない夜を過ごしている。弦の低音に揺れる導入部が心細さにうなされているようにも聞こえる。やがてチェロが愛しい人を偲ぶ美しい旋律が表れる

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第1曲「星月夜の下に」、真っ暗な崖っぷちに立ち、絶望の涙にくれている乙女の姿を連想する。波音が聞こえるだけで見えない海に飛び込みそうな気配だが、空の星が希望を捨ててはいけないと懸命に瞬いて励ましている。幻想的な悲歌だ。第2曲「古き自由な、峰連

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冒頭の音色はオーボエ系の楽器の重奏だろうか。侘しい単純な旋律が古代ギリシャの悲劇の世界に誘う。弦楽器が参入し、ピチカートを伴う高音の旋律が死の世界へ手招きされているような不安感を高める。そこはすでに異空間が広がっている。闇の中を歩くような心

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リゲティ:ヴォルーミナ
2017年06月12日21:22

突如凄い勢いで津波が押し寄せ、すべての物を破壊しさっと惹いてゆくような凄まじい音響で始まる。ここまで来ると、指で演奏するのはできないので掌や腕までも使わざるを得ない。想定外の津波の強度と良く言われたが、これはオルガン音楽としては想定外の手法

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婚礼のための音楽は絢爛豪華な名曲がいくつか知られているが、あれは原曲が王家や大貴族の式典を描いたもの。このシュトラウスの曲がどんな経緯で書かれたのか分からないが、田舎の教会における庶民の結婚式のような素朴さがとても気に入った。ハーモニウムの

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過去の重荷からの開放
2017年06月11日09:46

「彼は、前にはあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにとっても私にとっても、役に立つ者となっています。そのオネシモを、あなたのもとに送り返します。彼は私の心そのものです。」(ピレモン 11-12)これはパウロがかつてピレモンの奴隷だっ

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エベは若さを司る女神。ここで詩にはエベが幼かった時期の姿も描かれている。神々の祝宴では酒を供するためにいつも控えていたようだ。その酒に若さの秘訣があったのかもしれない。エベを讃える賛歌でありながら、永遠の若さを羨望する人の気持を織り込んでい

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弦楽四重奏のための作品で、変奏曲のような印象も受けるが、主題がどれで、どう変奏されているのか、全くつかめない。まさにすばしっこい鼠を素手で捕まえようとするようなもので、本体をくねらせてあっという間に姿を消して正体をつかませない。冒頭はチョロ

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シューマン:夕べに
2017年06月08日20:56

数多くある夕べの音楽の中でも極めて優しく、心の中に溶け込んでしまいそうな素朴な感触の旋律が漂っている。これほど穏やかな曲だが左右の拍子が冒頭から異なり、大胆な転調を経てフィナーレへと進む。迫り来る夕闇に至るまでの刻々と変化する色彩が丁寧に描

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Purple rain (紫色の雨)
2017年06月07日20:50

紫色の雨の正体に関しては世界中のファンが頭をひねって、いろいろな解釈が出ているようだ。慣用的な表現ではないので、歌詞を書いた本人が明かさない限りどんな解釈も間違いとは言い切れない。逆を言えば、自分が思った通りが正解だと思えばいい。どっちかと

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1.「小さな歌」、外で遊ぶのが大好きな男の子。雨が降っているのでしょげている。仕方ないからピアノの練習をしているが、乗り気がしない雰囲気をここまで上手に描ければなかなかのものだ。2.「スケルツォ」、退屈だと思いながらも、少し経てば魔法のスパイス

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ピアノの伴奏から忍び足で近付いて来るピンク・パンサーのようだと一瞬連想したら、もうそこから抜け出せなくなってしまった。サックスのしなやかさも身を細めて狭い穴を潜り抜けて音も立てずに出現する怪しげな雰囲気のある猫族のようだ。サックスを即興風に

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サティ:ヨット遊び
2017年06月04日21:21

[サティの詩 8]♪なんという天気まるでアザラシのように風が吹いているヨットは踊っているほとんど気ちがい沙汰だ海は荒れ狂っている海が岩に激突してばらばらにならないとしたら海を引き揚げるのは無理みたいね「ここに長居したくはないわね」と美人の乗船客

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