世界中で愛されているファンタジー。児童文学に分類されるが、大人が読んでも自分の行動を考える上でも示唆に富む物語だ。こんな大人にはなりたくないと思えるようなタイプの人が6人の人に6つの星で出会った話、そして7番目に地球へ来た話が展開する。「一番
「キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられました。人としての性質をもって現われ、ご自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われまし
これと言った特徴のない穏やかな弦楽合奏による音楽だが美しい。レイフスが病弱であったとは伝えられていないが、死期も遠くないと意識して自分の魂に安らぎがあるように願うと同時に今まで関わって来た人たちに慰めがあるように祈った曲という印象を受ける。
第1楽章、交響曲的な憂いのある序奏はまさにシューマンの音楽。第1主題は人生の波に翻弄されながらも諦めずに舵を取り続ける姿、第2主題に恋のときめきの片鱗を感じる。ふたつの主題を短調と長調に使い分けてドラマチックに展開する申し分なく整った楽章だと
第1楽章、交響曲的な憂いのある序奏はまさにシューマンの音楽。第1主題は人生の波に翻弄されながらも諦めずに舵を取り続ける姿、第2主題に恋のときめきの片鱗を感じる。ふたつの主題を短調と長調に使い分けてドラマチックに展開する申し分なく整った楽章だと
モーツァルトが11歳頃の作品に「聖墓の墓」というカンタータがある。明らかにキリストの死が背景になっているが、キリストの墓は存在しない。聖書によれば十字架に架けられて死んだキリストの遺体を納めた墓穴は存在した。キリストは3日目に甦り、その後弟
ロミオとジュリエットのバルコニーの場面での告白はあまりにも有名だが、状況的には似ているが愛の情熱という意味ではずっとおとなしいような気がする。逸る気持ちと夜の風が混ざり合ったやや暗い表情で始まる。愛の語らいと言っても理性的で穏やかに表現され
キャンパスのベンチに座り、読書に勤しむ少女の姿は絵になりそうだ。強すぎる陽射しはベンチの脇の樹の密生する葉に濾過され、柔らかい光の粒となって降り注がれる。ひとりの青年が教室の窓からじっと彼女を見つめている。シャイな甘いロマンは実を結ぶのだろ
第1楽章、オーボエの独奏が短調の第1主題を提示して始まる。すぐに主題は弦楽器に受け継がれ管楽器も加わって拡大する。揺籃期の穏やかさが掻き乱され混沌の極みを迎えるように展開して行く。第2主題は長調だが足枷を付けられたような暗雲の立ち込める雰囲気
フランスの障害者担当大臣の依頼で「子どもの権利」と言う歌を書いたイヴ・デュテイユがそれ以前に書いた曲のひとつ。彼の再婚相手には連れ子がいた。もちろんそれを承知の上で結婚したわけだが、すぐに父と娘の関係ができあがったわけではないと思う。お互い
「自分自身にも、教える事にも、よく気をつけなさい。あくまでそれを続けなさい。そうすれば、自分自身をも、またあなたの教えを聞く人たちをも救うことになります。」(Iテモテ 4:16)シドニーのある退役軍人の話。若い頃、彼はギャンブルにはまり込み、放
第1楽章、トランペットの急きたてるようなリズムの序奏に始まり、第1主題が提示される。調性といい、ベートーヴェンの第3番を意識したような雰囲気だ。第2主題はシンコペーションのリズムで開放的に流れる。適度な風があり、天気も上々、水面をかき回してヨッ
聴いてみるとこれも快調に走る列車をイメージする音楽だ。冒頭で警笛が鳴る。そのあとは全速力で疾走する様子が描かれている。時には前の列車を追い抜き、遊園地に寄り道してジェットコースターの軌道で遊んで余裕のあるところを見せるほど活気に溢れている。
ゲンズブールらしい音楽と詩、とても近代的で印象は悪くない。海風を感じる。歌詞の方はほとんど支離滅裂、究極のことば遊びと言える。娘シャルロットのために書かれているので若さを意識しているような感じもする。「マクドナルドの鴨肉詰めエクレア」と訳し
穏やかな昼下がりの陽だまりのような雰囲気で始まる。陽光が小さな風船のようにふわふわと6拍子の長いフレーズに乗って転がりながら平和な情景を映す。付点音符が表れると風船は大きく弾かれて隣の子の頭上に移っている。最初から最後まで揺れているリズムだ
原語の鳥かごにはふたつの意味がある。動物園などで観賞用の鳥が放たれているケージと主に食肉用として飼われる野鳥の飼育場がそれだ。ここでは鳥の生態観察を楽しむ人たちのための施設と考えれば良いだろう。フルートが檻の中を盛んに飛び回っている姿を表し
痛みを表すような打楽器のリズムに弦楽器がうめき声をこらえているような感じでかぶさって来る。クラリネットの旋律が幽霊のように湧き上がって漂う。非条理な出来事に遭遇して体が麻痺してしまった恐怖感の高まり、別の言い方をすれば旋律を廃した心理描写に
低弦の重苦しいうめきで始まる。人の挑戦をない山の険しさと威容を表しているのだろう。ちょうど中間部あたりは凄まじい吹雪のようだ。その後に出てくる旋律は民謡的で親しみ易いが危機感に揺れ動き出し、さらに空前絶後の雪崩に呑み込まれる。音色も書法もキ
「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさ
糸車は音楽の中にもたびたび登場する小道具だ。糸車を回すのは魔女だったり田舎の母だったりいろいろだが、それほど頻繁にみられる女性の作業の光景だったのだろう。イザイには詩曲と名付けた小品が幾つかある。そのひとつ、「糸車に向かいて」に特定の詩やプ
ブロッホ:セピア色の5つのスケッチ第1曲「前奏曲」、忘れた記憶の中へ遡ろうと扉を開ける。もつれた糸をほぐすように音楽は2拍子と3拍子の周りを優しく巡る。もつれを正せば何かが変わるだろうか。分からなくても自然に手が動いている。不思議なことに糸はセ
第1曲「前奏曲」、音階を駆け登るような動機が特徴となっている小品。澄み渡った空にぽつんと浮かぶ白い雲をどこまでも追いかけてみても決して手は届かない。それでも初夏の風が体を洗ってくれるような清々しい気持になれると、無性に嬉しくなる。第2曲「ロマ
第1楽章、フルートと弦楽による冒頭の重い印象はまさに夜の音楽だ。似ているわけではないが、「月に憑かれたピエロ」の調性的改定版と言えそうな雰囲気がある。多少情緒不安定な音楽の流れが地を這うように広がる。和声的な響きがどうにも落ちつけない情景を
第1曲、夜と朝が出会う時間に天使が湖のほとりに舞い降りて来た。フルートとハープが冒頭で深い霧に揺らぐ茫洋とした情景を映し出す。チェロが夜の部の最後の歌を披露する舞台にフルートが一条の朝の輝きを運んでくる。フルートとチェロがユニゾンで歌う肌寒
第1曲、単音で同じ音形が繰り返される冒頭の2小節。まるでふわっと雲の上に吹き上げられたような感じだ。続いて休符を挟んだちょっと重い伴奏形の和音が音楽の開始を告げる。左手はずっとこのパターンが続くが右手に雲の上を散歩するような浮き浮きする気分の
リズ・トゥーアンの本業は女優。1950年7月10日、ケベック生まれ。この曲は1972年の映画「鳩」の中で彼女自身が歌ったようだ。本人自身重病を患ったが奇跡的な回復を体験し、その後人道主義的な活動をしたり、不治の病の子供たちの介護をするボランティアに参
「人に対して大地を呪うことは二度とすまい。人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ。わたしは、この度したように生き物をことごとく打つことは、二度とすまい。地の続くかぎり、種蒔きも刈り入れも 寒さも暑さも、夏も冬も 昼も夜も、やむことはない。
大嵐の中で巨大な力がぶつかり合っているような迫力を感じる開始。管楽器が最大音量で壮絶な死闘を繰り広げているようだ。天上における中世風の装備をした悪魔と神の軍団の衝突を想像すると、目を輝かすほどの絢爛たる展開に夢中にさせる魔力を遺憾なく発揮し
第1楽章、トランペットと弦楽器によるせかせかした動きで曲が開始する。超高層ビルの一画にあるガラス張りのエントランスを連想した。5階まで直通のエスカレータを上り下りする人たち。みんなきりっとした服装で颯爽と歩いている。陽光が内部を照らしてすべて
序奏はなく、チェロが息をひそめているような雰囲気で始まる。人生に挑みかかる荒波の気配、ことばを変えれば人を守ろうとする神と陥れようとする悪魔の戦いの前兆のようなものだ。冒頭の動機がオーケストラの中を縦横無尽に動き回ってついに爆発する。金管の