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日記一覧

モンポウ: 内なる印象
2016年06月30日21:08

第1曲「哀歌」、とぼとぼとひとり歩く道。二分音符の伴奏形の上に四分音符の円弧を描く旋律が乗って重くためらいがちな足どりを表している。第2曲、聞こえるか聞こえないくらいに低音のA音がかなり頻繁に鳴らされる気になる。心の中に穿たれた後悔の念が鈍痛

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日本にはゴールデン・ウィークがある。この曲の原題はThe golden years、この程度の英語なら中学生でも分かるが、具体的に何を指すか知っている人は大人でも少ないかもしれない。実は人生の最後の輝かしい年月を意味する。仕事を引退して65歳以上の人生を楽し

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逆説的だが楽しく別れて人生を楽しもうみたいな歌だが、恋も人生も旅に喩えている。比喩が多くて分かりにくい。おそらく男と女の間には愛があっても常に戦いがあるがそれを乗り越える秘訣を教えているのかもしれない。カリは1968年6月28日生まれのフランスの

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ボウィとはデヴィッド・ボウィのこと。この歌はゲンズブールがイザベル・アジャーニのために書き上げた。いつものことながらことば遊びと言うか下手な洒落っ気を出した歌で、2行単位で韻を踏んでいる。タイトルもあえて直訳すれば「ボウィのようにまさに美しい

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タイトル上わざわざ森の奥と限定した所に何らかの意味合いが込められているのだろう。厳かなピアノの序奏は滅多に人も入り込まない聖域を告げているようだ。クラリネットでカッコウの鳴き声が単純この上なく模倣される。最後までこのパターンの繰り返しで焦ら

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何を求めるべきか
2016年06月26日09:32

「求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。」(マタイ7:7)この御言葉に励まされて力を得る一方で失望に終わる体験をする人も多い聖書箇所だ。聖書に嘘が書かれているのでも神の約束

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ヒナステラ:子供の小品
2016年06月25日21:30

第1曲「前奏曲」、宝石のように輝く水面が右手の軽く繊細なタッチで描かれる。女の子がじっと流れを見ている。触れてみたいけど水に近寄るのは怖い。あのきらめきにどんな秘密が隠されているのか聞いてみたい。せせらぎがこっそりと耳打ちしてくれないかしら

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メユール:交響曲第2番
2016年06月24日21:05

第1楽章、バスの上昇音階で始まる序奏。誰もいないと思っていたのに誰かの手で背中にそっと触られたような驚きに捕らわれる。楽器を変えながらこの動機は何度も繰り返されるが、表情は次第に和らいでくる。主部は弦がはずむように軽快な流れで展開する。柔ら

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第1楽章、打楽器のリズムに乗って響く勇壮なホルンのファンファーレ、少し陰があるが堂々とした意気込みが感じられる昼間の情景から夜へと転じる。逸る気持ちを抑えて明日に備える野営地を臨む。この部分は弦楽が中心で和やかな雰囲気が強い。一旦寝静まり、

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第1楽章、ハープが掻き鳴らす五音音階のスケールの風に乗ってクラリネットの主題が運ばれてくる。すぐにフルートが絡んで舞い始め、楽器が増えて春の匂いが濃厚になってくる。短い楽章ではあるが転調するような場面もあればどこからか紛れ込んできた別の旋律

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第1楽章、クラリネットの目覚めという雰囲気で開始する。音の輪郭がぼやけているのは何らかの電気処理がくわえられているのかもしれない。背後の執拗な鐘の音が陰気なのが気になるが、東洋の奥地の聖地の眺めに感動を超えた畏怖に捕らわれているようだ。続い

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管楽器と打楽器によって薄暗い空の下、正体不明のものに追われている場面が展開する。差し迫った不安の正体が見えないと実態異常に恐ろしく感じる。一旦オーケストラは止まり、フルートに続いて木管が出てくるあたりから、一息つける状況に変わったようだ。こ

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1948年に発表されたブロードウェイ・ミュージカル「ラヴ・ライフ」の中のナンバーのひとつ。ジャズっぽい感じもあり、辛口の味わいが心地好い。例によってミュージカルの内容は知らないが、大傑作「三文オペラ」などとはまるで違う世界を感じるが、人情に関して

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「人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。」(箴言 16:9)自分の人生を人任せにして歩むことはできないからどうすべきか熟考する。それ自体は良いのだが、自分の願いどおりには行かないことが往々にしてある。

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Cet amour-là (この愛は)
2016年06月18日21:07

人生を美しく飾る秘訣を教えてくれるような楽しい歌。ギターの弾き語りとハープだろうか。単純な旋律の繰り返しだが、説得力があり力が湧いて来るような感じがする。グランモールは1996年6月18日、64歳で亡くなった歌手。詩人でもあり小説家としても知られて

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第1楽章、威勢の良いファンファーレで幕開けする。ウェストミンスター・チャイムの音型が主題になっているようだ。そこに絡むウッドブロックの音がユーモラスだ。中間部ではアメリカの開拓時の代荒野を旅するような雰囲気を感じる。タイトルは「全米都市対抗」

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I’m a stranger here myself(ヴァイル:私は田舎者)ヴァイルがアメリカ時代に書いたミュージカル「ヴィーナスの接吻」からのナンバー。クラシック系の歌手も良く歌うが、欠点はきれい過ぎることだろうか。ポピュラー系の歌手でもいろいろ聴いてみたがそれ

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グリーク:王の宮殿にて
2016年06月15日21:16

弦のピチカートに乗ってクラリネットとファゴットによるひょうきんな主題が提示される。凱旋のような雰囲気もあるが、タイトルに絡めると国王の臨席する舞踏会の高雅な、ことばを変えれば高慢な雰囲気が読めないでもない。弾むようなリズムがけっこう楽しい。

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スヴェンセン:ロマンス
2016年06月14日20:57

弦楽器によって子守歌のような雰囲気で主題が提示される。すぐにクラリネットが加わり主題を受け継いで子供を見守る親の愛情が滲み出るような音色で奏でられる。主部はヴァイオリン協奏曲風で、春の匂いに目覚めて一気に青葉を広げて喜びに満たされた楽園の情

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チャベス:メキシコの歌
2016年06月13日20:57

打楽器を伴奏にしたクラリネットの旋律を聴いて昔の日本の村祭りを連想した。実際に村祭りを体験したことはないが全然違和感がない。チャベスもアステカの文化風習を思い描いて音を組み立てたに違いない。素朴なモチーフの繰り返しだがこくが深くいい香りを出

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全3巻からなる18曲のピアノソロのための練習曲集の第1番はタイトルに反してとても単純な発想を極めて精密な計算によって構築した秩序を感じさせる作品だ。もっともそうしないと音楽作品ではなくただの音の塊の掃き溜めになってしまう。音楽は8分音符3つと5つ

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順序を間違うな
2016年06月12日09:03

「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイ6:33)多くの人は願い求める夢を持っていると思う。そしてその実現のために少なからず努力する。それ自体は悪いことではないが、

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第1曲、待ってもいっこうにあらわれる気配のない待ち人。夜の待ち合わせで待たされるのは少し侘しいけれど期待感もあるから心が軽い。少なくても汗びっしょりになって駆けつけるよりは数倍ゆとりがあって気楽な時間を過ごせる。第2曲、待っても来そうもないか

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弦楽器による爽快な出だし、これから祭りらしく盛り上がる気配もあるが、何か音の運びが気になる。どことなくブルックナーを彷彿とさせるような雰囲気が読み取れる。しかし長くは続かずに情緒的な夕べの音楽に溶け込んでいく。管楽器による日暮れの様子が色彩

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抑えても湧き上がって来る喜びとはこんな感じではないだろうか。一瞬たりともじっとしてはいられない感情の波が3連符のチェーンになって繋がり、体は荒波に負けないように船縁にしがみつきながらもその状況を不運とはみなさずに楽しんでいる。左手が右手の3連

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カトマンズの女性といえばネパール人なのだろう。僕はネパール人に会ったことはないが、きっと美しい人なのだろう。このふたりの会話はどこでなされたのかちょっと気になった。カトマンズにいるのか、それともパリか他のどこかのヨーロッパの街だろうか。多分

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S・ワグナー:交響曲
2016年06月06日21:05

第1楽章、短調のなかなか押し出しの強さが見える序奏で始まる。フルートによって対照的な軽く弾むような第1主題が提示され、優雅な雰囲気の踊りに誘うように弦楽による第2主題が滑り込んでくる。後半になって序奏の旋律に似たフレーズが現れ絡み合って音楽は

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第1曲「蹄鉄工」、かなり賑やかで晴れやかな音楽は蹄鉄を打つ作業所のイメージとはかけ離れている。町中を行き交う馬車や通行人たちの洒落た姿を描写したものだろう。田舎の人に都会生活への憧れが強いのは今も昔も変わらないようだ。見るものすべてに目を輝

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「そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。あなたがたは、羊のようにさまよっていましたが、今は、自分のたましい

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この曲のタイトルには明確な動物名が表記されていない。表向きには驢馬を指し、裏では知ったかぶりで酷評する評論家を揶揄していると解釈が広く受け入れられている。驢馬の鳴き声を表す上昇音がふたつのヴァイオリンで掛け合う。通常の意味では主題とも音楽と

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