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2016年10月05日09:17

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★洋ちゃんの読観聴 No. 1161

★洋ちゃんの読観聴 No. 1161                

映画 「白い帽子の女」                   

アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの夫婦が夫と
妻を演じ共演する。2人の共演は恋愛・結婚のきっかけと
なった「ミスター&ミセス・スミス」以来。そして、脚本と
監督もアンジェリーナだ。また、ごく最近2人は離婚を
発表している。そういうことで興味津々の作品だ。

ときは1970年代。アメリカ人の夫ローランドは小説家で、
妻べネッサと共に休暇のために南仏の海に面した
小さな村にやってきた。ローランドは、そこで新しい作品を
執筆するという目的もある。だが、一番の目的は妻との
関係修復だ。

べネッサはうつ病に冒されていて、ホテルの部屋から
出ない。ローランドは一人で外出しレストラン・バーに
いりびたり、強い酒をあおる。夜はダブルベッドで一緒に
寝るが、セックスはない。

そんな彼らの部屋の隣に新婚夫婦がやってきた。
昼も夜も彼らは愛を交わす。ひとり部屋にいるべネッサ
には新婚夫婦のむつ言が聞こえてくる。壁に近づくと、
そこにはのぞき穴があった。この穴から新婚夫婦の
セックスをのぞき見るのが彼女の日課になってしまう。

ある日、妻の覗きを見つけたローランドも一緒になって
覗きをするが、彼はやがてあきてしまう。少しずつ隣室の
新婚夫婦と仲良くなるローランドとべネッサは4人で
ヨットに出かけたりもする。

少しずつべネッサの調子も回復しているように見える。
元来マジメなローランドも妻を元気にしようと一生懸命だ。
だが、回復は一進一退。一つひとつの小さなアクションが
悩める2人の関係を少し良くしたり悪くしたり・・・。

時代設定といい場所といい、昔のフランス映画を彷彿
させる。べネッサのサン・ローランのサングラスやルイ・
ヴィトンの小物入れなどディテールにもこだわっている。
アンジェリーナの衣装も見ごたえがある。

アメリカでは評判が良くないと聞くが、日本ではどうか? 
長く結婚していないと、この映画は理解しづらいかも
しれない。僕は、夫婦の微妙な関係がよく描かれている
と思うし、監督としてのアンジェリーナを評価したい。

神経質なべネッサとストレートで包容力のあるローランド。
けっして相性の悪いカップルではない。
実際のアンジェリーナとブラッドとの関係は分からない
けれど、思わず重ねて見てしまうほど、2人の演技は
ナチュラルに見えてくる。

離婚した2人だが、またいつか共演してくれたらいいなと
思った。

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