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2016年10月01日13:37

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★洋ちゃんの読観聴 No. 1160

★洋ちゃんの読観聴 No. 1160                  

映画 「天文学者の恋文」                  

「ニュー・シネマ・パラダイス」の名匠、ジュゼッペ・
トルナトーレ監督がメガホンをとった恋愛映画。

冒頭はホテルの部屋、親子ほど年の離れた
カップルが抱き合っている。逢瀬が終わり別れを
惜しんでいる。男は天文学者の大学教授エド、
女は彼の教え子で大学院生のエミー。エドが
しばらく出張に行くので彼らはしばらく会えないのだ。

そして数日後。大学の講義はエドの代役の教授が
行っている。彼の口から衝撃のニュースが。エドが
死去したというのだ。そんなバカな・・・。

ホテルで別れた後も、エドからエミーへは頻繁に
メールや手紙、DVDも来るというのに。だが、彼女
から電話をしても彼は出ないし、メールをしても
返事は返ってこない。彼はほんとうに死んだのか?

というミステリー・タッチで物語は進む。ストーリーは
シンプルだ。余命いくばくもないことを知ったエドは
生きている間にエミーへのメッセージを沢山つくり、
友人らの協力を得て彼女に届ける。まあ本筋としては
それだけの話なのだけれど、エミーが彼の足跡を
追って訪ねるスコットランドのエジンバラやイタリアの
湖水地方の村が、とても魅力的だし、音楽もしっとりと
していい。

恋愛とは何か? 死んでも続くものなのか? ある
とき天文学者のエドはこう言う。いま僕らが見ている
星の輝きは、何億光年も離れた星が放ったもので、
その星は今は消滅しているだろう。それでも、僕らは
星の輝きを美しいと思って見ている。エドはロマンチスト
である。

そしてトルナトーレ監督は、もちろんロマンチストに
違いない。

こういう映画って僕は好きだなあ。

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