mixiユーザー(id:11487068)

2015年05月29日07:43

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ある元自衛官の視点 2

「後方支援」という日本語だが、英語では(ご存知の
方が多いと思うが)logisticsと言う。ITでも使用
される言葉だが、元々は軍事用語なのである。
僕の友人の元自衛官は、この「後方支援」の翻訳が
おかしいと言う。「兵站」でいいのではないか。
「後方」と言うと「前方」でないので、なんとなく
遠く後に控えるイメージになるかもしれないが、
それは誤解をまねくと言う。

兵站は戦争において重要な役割を果たす。武器・
弾薬・食糧・医薬品などを運搬する。これは
日本の戦国時代でも同じ。これがしっかりして
いないと戦えない。当然、敵の攻撃対象となる。
国際法でも、民用品と兵站とは区別されていて、
戦争において前者は破壊してはならないが、
後者はOKだそうだ。

また、友人によると、安倍首相は、兵站の自衛隊は
危なくなれば逃げられるというが、連合軍において
指令系統があり、仮に米国軍が指揮していれば、その
指令に従うのが普通であり、勝手に自分の判断で
「すんません、ちょっと危なそうなので、うちら
今から帰ります」という具合にはならないそうだ。

別の話題だが、その友人から興味深いことを聞いた。
(僕は知らなかったのだが、日本のマスコミは報道
したことがあるのだろうか?)それは、アフガンと
イラクに送られた自衛官から自殺者が50人以上出ている
というのだ。武器を持って殺傷行為をしていない自衛隊
なのに、である。

米国は戦闘行為をしていたから、より深刻である。
イラク戦争で約6千人の米国兵士がなくなっているが、
帰国後の自殺者はそれを上回る8千人以上とのことだ。
まあ、この精神障害や自殺の多さは、映画などで僕は
認識があったのだが、これほど多いとは。

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