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2014年12月23日02:22

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『古武術に学ぶ楽器奏法』  12月21日(日)

年内最後の講座は、またまた、楽しく遊んでいる内に、全員が上手くなってしまった、というとんでもない、というか、不思議な(いや、当たり前ではあるのですが)、時間となりました。

本当に、こんなにやっているのに、毎回が異なって、何かしら新たな気付きがもたらされる、という素晴らしい「場」です。

今回のご紹介は、ある意味リバイバル。

逆さ水月の効用、斜め犬猫プンクトの効用が凄すぎて、ついつい、「過去のこと」にしてしまっていたカヤックの構えや、屏風坐り、さらには、それ以前の「膝を前に出さない」での身体の整え方を、もう一度。

頭では過去のこと、となってしまっていても、これらの動き、姿勢は、そのまま、私の中の「普通」として新たな心身を象ってくれていたのだなあ、と最近の集中レッスンで感じたこともあり、また、かつて行って居た時よりも、先日の陽紀さんにお教えいただいた、「丁度良い鍋の味」で行うことで、これらの所作が、また新たな進化を導いてくれるようになっていたので、その紹介を。

カヤックの構え、それも、ちゃんと手の内を気にかけてのカヤックで、大変化したフルートのSさん。

目が点になって、「…面白すぎる・・」と呆然。
きっと、これからどんどん変わっていかれることでしょう。

もちろん、ピアノ、打楽器、サックス、もうみな激変でした。
行う動作は同じでも、手の内ひとつで大違いになる。
最後にパイプオルガン奏者の方から足のコントロールに関しての質問が。

この今回のやり方で、手や腕の感じも激変され、小さなアップライトピアノから奏でる音が、パイプオルガンみたいに響いてきたくらいの変化があったパイプオルガン奏者。

「音域も広く大きいので、手に比べて、足の移動がとても大変です。良い具合に集中できている時はなんとなく、勝手に動くのですが、そうでない時が大変で・・なんとか、今のこの腕の変化と同じような、脚に関するやり方はないでしょうか?」

早速、会場になるエレクトーンを弾いていただき、その様子を見ていて、すぐに思ったのが、先日、ご主人のチェロを集中レッスンした折の気付き。

腕と脚の釣り合い、でした。

そしてなるほど!?と閃いた。というか降りてきた!

人は脚を動かさない時(チェロ)は硬くなり、動かさなければいけない時(パイプオルガン)には主観的リラックスによって、脱力しすぎる、というのを実感。

そのどちらでもない、濃すぎず、薄すぎないナベの味に。


「あの・・ちょっと、どうなるかはわかんないんですけど、今、思いついてしまったことがあります。
え〜、本日は・・あ、キュロットですね。それでしたら・・」

幸い、参加者は女性も皆、パンツスタイルだったので、やってみました。

合掌しつつ、足裏も合掌。これらの圧が揃った身体は少々ゆすられてもびくともしない、構造が整った、何かしら芯の通った身体となります。そして、それは心にまで作用を及ぼす。

演奏時の安心感、自分のことをただやれば良いのだという、落ち着いた、シンと澄み渡った湖水の水面の様な心持に。

もしかしたら、これが「祈る」なのかもしれません。

初詣、ついつい、一所懸命、色々な願い事をしてしまうけれど、願う、というのは、ある意味欲。

必死に願って手を合わせた身体は、部分に力が入り、分断されて、脆い。

来年の初詣は、ただただ、手を合わせてくることにしよう、と思います。

結果?この姿勢をとり、その後、手の内を気にかけ、持ち運んでやった演奏は、もう全員が、あっという間に数年分、上達しちゃった、という大変身となりました。

お茶も楽しい時間でした。

本当にこの刺激の中で私も成長させていただいていております。

一年、この講座にご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。

来年はまたどんな展開になるのか?ととても楽しみです。






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